酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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南海市市民相談室で働く倉永は市民からの苦情に振り回される日々。ある日、有名な苦情おばさんから池でワニを見たから捕獲しろと電話が入る。倉永はそこからどんどんとトラブルに巻き込まれ、巻き込まれ、巻き込まれて、そして・・・
これでもか!というくらいトラブルに巻き込まれ、どんどん破綻していく倉永。確かアメリカ映画でそんな路線があったなーと思いつつ読んでいたらラストが意外な方向にv これって面白い〜。この方は初読みだったのですが、気に入っちゃいました。巻き込まれ型小説の前2作も読んでみたいと思っています。楽しみ。 ちなみにどうして読もうと思ったかと言うと、表紙のアロワナに惹かれたからです。アロワナ大好き〜。ピラルクも〜。
「松浦さん。あんたも独身のうちは多少ちやほやされたこともあったかもしれんけど、仕事はやりがいがなかったんやろ。窓口業務はわがままな市民相手に嫌な思いすることが多いし、デスクワークも何のための書類か判らんようなもんばっかり作らされる。そうかというて現場に出て汚れた作業服着るのも嫌。ああ、私はこんなとこにおるべき人間やないのにと、いっつも思てる。それが態度に出てしまうさかい、職場で浮いてしまう。そやけどなあ、あんたみたいなレベルの人間は、役所でも民間企業でも、掃いて捨てるほどおるんや。自分だけが悲劇のヒロインみたいに思てなよ」
『とげ』 2005.3.20. 山本甲士 小学館
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