酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年10月12日(火) |
『イタリア幻想曲 貴賓室の怪人�供戞‘眦長�夫 |
豪華客船‘飛鳥’で世界一周クルーズに参加している浅見光彦は、奇妙な因縁(兄・陽一郎が絡む)から、イタリア・トスカーナ地方にあるカッシアーナ・アルタという田舎町に赴く。若狭優子という女性が嫁ぎ、経営しているヴィラ・オルシーニを舞台に事件が起こった・・・
私が内田康夫さんを読む訳は、内田康夫さんを小説界の久米宏と認識しているからです。要するに知らずにいたニュースをわかりやすく題材に取り入れてくれて、「えーっ、こんなことが!?」と興味を抱かせてくれる。そして自分なりに調べてみる、という図式。 ご存知ですか? 聖骸布のことを。キリストの骸を巻いていたと言われる布。その布にキリストの姿が浮かび上がっていると言われるもの。これと言った宗教を持たない自分が圧倒されるほどのシロモノであります。このことを少し調べたことが今回の収獲でありました。 またヨーロッパは無尽蔵とも言える大理石による石の文化。対照的に日本は森林資源による木の文化。これが精神風土にも影響を及ばしたのではないかというくだりには大きく頷けます。パッと咲いてパッと散る潔い桜を愛する日本人の心はここからきているのかもしれませんね・・・。などとあれこれ考えさせられる内田康夫作品なのでありました。
信仰心のある者とない者とのあいだには、絶対的に相容れない距離があるらしい。
『イタリア幻想曲 貴賓室の怪人�供戞�2004.3.30. 内田康夫 角川書店
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