酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年07月04日(日) 『禿鷹の夜�供〔桔蛭�都市』 逢坂剛

 史上最悪の刑事ハゲタカ。警察組織内の腐った男たちを向こうに回し、ばったばったと切り倒す・・・。

 うーん、スケールアップしてるノワールさ。ハゲタカって極悪非道なのだけど、どこか筋が通っている。とにかく自分なのだけど、そこがいっそ小気味よく読めてくるから不思議なもの。中途半端な悪党より潔いかも。リベンジのため殺しも厭わない刑事なんてフィクションにしか登場できないわ。今回はごくごく小出しながらハゲタカの心情が浮かび上がってきます。脇のヤクザがかっこいいのも妙なんだわ。

「いくら数を掻き集めても、くずはくずでしかない。おまえは、そのくずの山の上に寝そべっている、ただの大くずだ」

『禿鷹の夜�供〔桔蛭�都市』 2002.1.15. 逢坂剛 文藝春秋


 



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