酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年03月10日(月) 虚無のオペラ 小池真理子

 日本画の大家、堂島滋春の裸婦モデル結子は年下のピアニスト島津と別れるための四日間の旅に出る。
 結子が自分より年下の愛人と別れを決意した時、贅沢な別れの儀式のような旅の行き先に冬の京都を選びます。雪に閉ざされた世界で別れへのカウントダウン。
 うーん・・・悪趣味だなぁ。いやロマンチストと言うべきなのかしら。別れなんて嫌いになったらハイさよならだし、好きなのに捨てられるなら暴れ倒しますね、私ゃー。こういう風流な別れの儀式なんかやってられない。
 ただ結子が別れを決意した心の動きはなんとなくわからないでもありません。女が中年に差し掛かり、相手がまだ若さ溌剌としていたら・・・ねぇ。

『虚無のオペラ』 2003.1.10. 小池真理子 文藝春秋



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