酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年01月10日(金) 闇の子供たち

 梁石日(ヤンソギル)さんの書く小説は、内容はともかく心をがっしりつかんで離しません。暗くて重くてすごいです。誰にでもオススメできないけれど、面白い(という言葉はふさわしくないかな)です。
 この『闇の子供たち』は、バンコクを舞台に少年少女売春、臓器売買、ペドフィリアをテーマにしています。8歳くらいの子供に与えられるむごい仕打ちは読んでいて心がずーんっと沈みます。沈みますが、読むことをやめらません。
 ただ残念ながら最後の納め方に不満が残りました。徹底的に悲惨で終るのか、どこまでも戦うのか、どちらかを押し通して欲しかった。そして誰を主人公に据えるべきか途中から悩まれたのではないかなぁ。うーん。

『闇の子供たち』 2002.11.20. 梁石日 解放出版社



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