酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2002年09月15日(日) |
触身仏 蓮杖那智フィールドワーク�� |
酔わされて2002に北森鴻さんが2冊入ってしまいました(9月20日現在)。酔わされて2002は最終的には10冊に絞り込めたらよいなぁと思っています。でもベスト10にはできないでしょう。たぶん順位なんてつけられっこない。2002年私の酔ったこの10冊! と言った感じです。きっと。抜け落とした作品も面白かったものばかりだし。しかしベストを意識するなら、年の後半に出したほうが強みありますよ。印象に残りやすいから。
酩酊本処で、北森鴻さんの 『親不孝通りディテクティブ』 を書かせていただいていますが、北森鴻さんの作品はほぼハズレないのです。酔わされて2002の北森鴻さん一冊目の 『狐闇』 も最高に面白かった。2002年の私的に非常にマイブームな作家さんのおひとりであると言えるのでしょう。(なぁーんて偉そうだわぁ)
『触身仏 蓮杖那智フィールドファイル�供戞,蓮∨楹別餌�学ミステリの第二弾! だそうです(笑) 『凶笑面』 に続く、異端の民俗学者、蓮杖那智シリーズ。蓮杖那智の突き抜けたキャラクターには今回もうっとりv 『狐闇』 で活躍する三美女はみんな大好き。自立していて戦う女だから好きなのです。自分で地に足をつけてしっかりと立っている。理想だわぁ〜。ぷーだから余計に・・・あぁぁぁぁっ。自爆どーん。
この物語の中で、ある人が、「民俗学って、まるで推理小説みたいですね」と言います。そうそうそうなんですよー。私がもう一度若い時をやり直せるとしたら、やってみたい学問は民俗学か心理学。高橋克彦さんを好きになってからその想いを抱いておりましたが、この度ますます強まりました。日本の暗い闇にぶちあたるのだろうなぁ。蓮杖那智と内藤三國のように。那智は強いからいいけど、気の弱い内藤くんは可哀想かも。まぁ、謎解きで ‘とっても役得’ なことがあったからいいかv 今回、またもや那智は「裏のフィールドワーク」を5つも増やしてしまいます。フィールドワーク最中に ‘必ず’ 事件が起きて、発表できなくなってしまうから。事件が起こるから、名探偵が登場する図式でなく、名探偵がいるから事件が動き出す。 那智の場合はその上進んで自分から突進していくし(大笑)。
「秘供養」 このフィールドワークで勉強になったのは、「多情仏心」。むーです。
「大黒闇」 大黒様も不思議な神様。神様って破壊と死をもたらす存在でもあると再認識。 しかし、宗教は怖い。私は純真にのめりこみ、信じること絶対できない。
「死満瓊」 美貌の考古学者、奥津城要もなかなかに良いです。この人のおかげで内藤君はっv
「触身仏」 民俗学をやってみたいーと一番思わせてくれる物語。 ダイレクトに語れない過去を形を変え、語り継いでいく。東北に行きたい〜。
「御蔭講」 ここで出てくるアイドル論には妙に納得します。あとどうしてこの物語をラストに持ってきたのかが、最後にものすごぉーく納得できます。がんばれ、内藤三國っ!
今回とても気になった人は狐目の教務部担当者さん! 彼が今後那智のフィールドワークにどうかかわっていくのか非常に楽しみです。彼のミステリアスな過去もまだ明かされていないしv きっとなにかあったのだろうなぁ。 前回の 『凶笑面』 を読んでいなくても、じゅうぶん楽しめる作品です。 北森鴻さんはオススメ作家さんです。
『触身仏 蓮杖那智フィールドワーク�供戞�2002.8.30. 北森鴻 新潮社
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