青春の思ひで。
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2006年02月28日(火) |
何回でも生まれかわれる |
結局、何より大切だったのはあのひとたちだった。 それこそ自分の命よりも。
朦朧としている中、真っ先に心配したのはあのひとたちのことだった。 自分の所為で、お咎めが下るのではないかということが、一番心配だった。
そして、あのひとたちは「そんなことは気にするな」と言う。
もしかすると、恋人一人よりもあのひとたちが束になるとそちらの方が大切なのかもしれないなぁ、と思ってしまったりする。
あのひとたちが大切だ。 あたしが東京で得たかけがえのないものだ。 この期に及んで、あの男も含めて。 あのひとたちがいてくれたことがうれしくてうれしくて仕方がない。
この命は両親にもらった命だ。 だけど、今この命があるのはあのひとたちのおかげだ。
もう二度と。もう二度と。
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