青春の思ひで。
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無理だよ。 他のどこへも行けないからね。 あなたが僕から離れて他のひとのところへ行くなら、 それは全力で潰すから。
引きつったような笑いを、浮かべて。 どこか一点を見ているような、どこも見ていないような瞳で。 そんなことを言われると。 このひとは狂っているんだなぁ、と思う。
狂った者と狂いたかった者が絡み合って、ほどけない。
後輩の、忘れていったポータブルCDプレイヤーの中には、彼が日本で一番好きだと言うバンドのCDが入っていた。 その、もう今は亡くなってしまったというヴォーカルの男のひとの声を、歌う歌声を、初めて聞いたのだけれど。 奇妙に高くて、奇妙に伸びる、でも確かに男のひとの声を、何故か狂っていると感じてしまった。 狂ってるよ。 狂ってる。
あたしも、後輩も、その親友のあいつも。
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