青春の思ひで。
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2003年01月29日(水) |
こどもこどもこども…………。。。。。。 |
携帯が鳴ったので、ディスプレイを見ると「公衆電話」とあった。
「も〜、おにいちゃんたら、また携帯の充電切れちゃったのね。おばかさん」なんてことを思いながら(……その時間、おにいちゃんは専門学校に行ってるんで電話なんかしてくるはずないんだけどね。<……だったら、思うなよ)、電話に出た。
「あ〜? もしもしぃ?」
甲高い声。 すぐに地元にいる中学からのお友達だとわかった。
「瞳冴ちゃん、今どこぉ? ひょっとして、もう東京?」
「うん、もう(とっくに)東京に戻ってるよ」
「あ、そぉなんだぁ。今ね、○○病院(地元にある病院)にいるから近くに来てるんだけど、会えないかなと思って電話したんだけどね、今、あたし携帯なくしちゃっててぇ」
「あー。ごめん、今は東京だからね。ところで何で病院にいるの?」
「実は、今、下の子が入院しててねぇ」
彼女は、あたしと同い年で2児の母。 下の男の子を先月、産んだらしい。
中学・高校時代は彼女には散々迷惑をかけられた。 男と遊んでるときの親へのアリバイにはかなり使われた。 夜中にいきなり電話がかかってきて、彼女の親から「うちの娘、お宅に伺ってませんか」なんてのもあった。 ほんとうに迷惑だと思った時期もあった。 疎ましく思ったこともあった。
でも、なんだかんだと迷惑かけられつつかけられつつ、ずっとここまで縁が続いてるのはどうしてだろうね。
中学・高校の地味だったあたしと、ありとあらゆる意味で派手だった彼女が、どうして「お友達」として今もって話をしたりするんだろうね。
散々、迷惑と心配をかけたあと彼女は、地元で同棲を始めた。 そして、ある日「妊娠しちゃったぁ」と連絡してきた。
このコが子どもなんか産んで、大丈夫なの? と正直思った。 きちんと育てられるとは思えなかった。
でも、彼女は結婚こそしてなかったものの子どもを望んでいた。 体質的に不妊の傾向が強くて、できないだろうなと諦めつつも望んでいた。 だから、「できちゃった」ではなく、「できた!」らしい。
彼女が妊娠6ヶ月の頃、一度会った。 当時、あたしは受験生。 対照的な人生だと思った。
彼女はすでに「お母さん」だった。 それに加え、「奥さん」でもあった。
家計をやりくりし、料理をし、煙草を控えていた。
17歳のあたしには真似できないことのように思えた(あたしは煙草は吸ってませんが)。
赤ちゃんが、お母さんを成長させたんだな、と思った。 そのときに、産んでも大丈夫だろうと思った。
そして、先月彼女は2児の母になった。
いろいろあったけれど、今でもほんとうにたまに、思い出したように時々連絡をくれるのを、嬉しいと思うのは、あたしとは大きくかけ離れた彼女を、結局あたしは好きなんだろう。
はやく、りゅうくんの具合がよくなるといいね。
それにしても。
最近、目にするもの、耳にするもの「妊娠、妊娠」と。
「NANA」を読んだら、奈々は子どもを産む気になってるしね。 (あたし的にはタクミを応援したい) 昼ドラ見てたら、「もしかして(別れた夫の子どもを)妊娠?」だったし。
何かの暗示かしらね。
生理、予定より半月以上経ってるけど、来ないし。
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