青春の思ひで。
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2002年09月03日(火) |
HP停止を決めたときと、停止前後のこと。そして、今日。 |
HPの停止→移転をはっきり決めたのは、結構前になります。 その前からもいつかは「移転したい」と思っていたけれど、はっきり決めたのは6月頃でしょうか。
ガイアックスのアップローダーの調子が悪くて、某無料スペースから画像を呼び出していたけれど、それが不可能になったときです。 (……悪いことしてたのはわかってます。ごめんなさい)
そのときから夏休み中に移転しようと考えました。 できたら9月。 ひとつの区切りをつけるのにぴったりだからね。
そんなわけで、9月某日にお引越しを完成させる予定です。
9月1日の日記は、8月の後半の出来事です。
前からわかっていたことだけど。 8月31日。 バイト先で知り合って、仲良くなって、そして好きになった恋人はバイトを辞めました。
10月から専門学校に通うため、今までのようにバイトに時間を割けないから、つまりもっと割りのいいバイトで稼ぎたいから、だそうで。
好きだと言ったのは4月の半ば。 バイトを辞めるつもり、って聞いたのは4月の終わり。 「二番目でもいいなら」って返事をもらったのは5月の半ば。
三ヶ月ちょっと…………職場の誰にもばれてません。
一番さんも元・同僚です。 もう辞めてから1年が経つけど。 一番さんのことを知っている職場のひとたちに「あたし」のことは知られたくなかったみたいで。
だから嘘を吐いてまで隠した。
あたしが失恋したときに、ほんとうに力になってくれた優しい先輩を騙してまで隠した。
「あたし、振られちゃったいましたよ。。。諦めるしかないですよねー」
嘘。
嘘は言いたくなかった。 わざわざ言ってまわることでもないけど。 職場に知られたら仕事がやりづらくなるから、職場内では他人行儀に仕事をすることに異論はなかったけど。
「二番目でもいいなら、って言ったらどうする?」
「…………いいですよ。でも、あたしKさん(前述の先輩)に何て言えばいいんですか?」
「うーん……。。。……嘘吐いてくれる?」
そうやって、Kさんを騙して、何も知らない振りをして、だからこそ今まで続いてこれたのかなぁ、と思う。
正直、最初はこんなに続くと思わなかった。
それこそ、恋人と「同僚」でなくなったらこんな不実な関係は消えてしまうだろうって思ってた。
物理的接点がなくなる。 学校も違うし、職場も違うし、最寄り駅も違う。 関係を知ってる共通の友人はいない。
あたしは。 彼が、いなくなるのが怖かった。
彼のいない日常も淡々と続いていく。
大切だった過去の恋を失っても、なお生きているあたしのように。
恋人がいてくれたあの空間があったからこそ、あたしは東京で生きてこれた。
それがなくなる。
マリアさんの退職を悲しんだほんとうの理由。
「恋人もマリアさんの次にいなくなる。恋人がいなくなるときには泣けないから」
恋人が、ちゃんとあたしを認めてくれていることをわかってからも。 彼がいなくなることで、今までのバランスが崩れて、どうなってしまうかわからなくて怖かった。
それでも、恋人は辞めてしまう。
新しいことをするために。
じゃぁ、あたしも。
新しいことのために。
あのサイトを停止させよう。
あたしの1年と7ヶ月。
あたしの生きてきた軌跡。
今日。 恋人のいなくなった職場に初めて出勤した。
何も変わらないよう。
所詮あたしも恋人もただのアルバイト。
いなくなっても何も変わらない。
嗚呼、何も変わらないよ。
明日にでも「君」がまたやって来そうだよ。
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