青春の思ひで。
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恐ろしいことに。
このあたしから。
「物欲」がなくなってしまってました(過去形)。
物欲。 お洋服を見ても少しも心動かされなくて。 「あ。安い。可愛い。けど、どうしても欲しいってほどじゃぁ……。いや、むしろ無駄遣いはよくない。やっぱ、いらない」 いつもなら。 「安い!可愛い!欲しい!え?今月の残高?まだ大丈夫さ!一応、稼いでるんだし」 で、買っちゃいます。 ところが。 まったく。 物欲が見事に消えてました。
友達にこの心境を話したら。 「いいことじゃん。無駄遣いがなくなるんだから」 と、言われてしまいましたが。 散財をしないあたしなんて、あたし自身が気持ち悪い。
ついでに食欲もなかったです。 一日一食生活どころか、二日で0.8食生活。
睡眠欲だけは異常にありました。 ひとさまと比べると常にあたしは異常ですが。
性欲は微妙に。 性欲は。 たぶん、いやきっと人並み以上にあるのですが。 別に、不特定多数にはないのです。 たったひとりか、もしくは自分へ。 「自分へ」とか書いたら妙な誤解をする人がいるかもしれないので、蛇足説明。 別に鏡を見てうっとり、ほれぼれなナルシス趣味はたぶんありません。 そういえば、鏡を見る回数が極端に減ったような気がします。 「自分へ」と、言うのは。 性欲その他の諸々ストレス、邪念、怨念、妄想などなどを昇華したい、という意味で。 要は小説が書きたいわけです。 さもなくば、あのひととセックスがしたいわけです。 気持ちいいことは好きです。 意味不明ですね。
生欲は……。 微妙にあるんだかないんだか。 「生きたい」という欲もなければ、自発的に「死にたい」欲もない。 むしろ、自死を選ぶ手間は面倒くさいので、それなら「死にたくない」程度。 失礼な話だ。
そういえば、年末に腕切りをしようとしたときに、一度踏みとどまったことがありましたが。 理由は、「もうすぐクリスマスだから」 もっと、わかりやすくすると。 「クリスマスの日に着るお洋服はもう決めている。ノースリーブのワンピースから傷跡なんか見えたらみっともないじゃないの」 ……すべてがその程度です、あたしの行動なんて。
木曜日に。 原宿のバーゲンに出かけました。 少しだけ散財しました。 ブラウスとカーディガンとパンツを買いました。 全部、セール品だったけど、春でも着れそうだったので。 化粧品も買いました。 売り場のお姉さんにお化粧してもらいました。 (一応、簡単に化粧してたのに、ほぼスッピンだと思われたのは痛かった) ひとにいじられるのが大好きです、あたし。 お化粧してもらうのも、髪を切ってもらうのも。
いろいろ見ていたら。 やっぱり楽しくなりました。 物欲が戻ってきました。
今は、また欲しいものができました。
木曜日に。 あたしが高いお金を出して買ったのは。 ブラウスでもカーディガンでもパンツでも化粧品でもなく。 「物欲」だったのです。
食欲は。 親に「糖尿病になる」と脅されたので。 ……それは嫌。 だから、普通に食べるようにします。 (だけど一日一食……)
物欲があるってことは。 生欲もきっとあるのでしょう。
生きるのは面倒くさい。 でも、死ぬのも面倒くさい。 今は、まだ自分からは死ねない。 未練はたくさんあるし。 あたしの「死」はきっと確実に、あのひとのこの先の長い人生に傷を付ける。 寿命が終わりでないのなら、死ねません。
しかし。 欲のないあたし。 もったいないことをした。 宗教を開くなら。 まさに、あのときだったのに。
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