夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。


2002年04月17日(水) 砂漠

***
飛行機は、宇宙を飛んでいた。
地球らしき星の上に貼り付いている、
果てしのない砂漠の上空を飛んでいた。

大陸をいくつ繋げても、砂漠は止まず、
刻一刻と変化しながら、眼下で芸術を繰り広げていた。

それは、美しくって、おそろしくって、近寄りがたい姿だった。
惑星ではすべてが嵐のように暴走していると思った。
自然も、時間も、大きな怪物の体の一部で、
一部といえど、血液や心臓のように激しくうごいていると思った。

飛行機の窓から静かにみつめて、
それでも、これからあそこに降りるのだな、と感じた。
***


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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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