夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
*** 飛行機は、宇宙を飛んでいた。 地球らしき星の上に貼り付いている、 果てしのない砂漠の上空を飛んでいた。
大陸をいくつ繋げても、砂漠は止まず、 刻一刻と変化しながら、眼下で芸術を繰り広げていた。
それは、美しくって、おそろしくって、近寄りがたい姿だった。 惑星ではすべてが嵐のように暴走していると思った。 自然も、時間も、大きな怪物の体の一部で、 一部といえど、血液や心臓のように激しくうごいていると思った。
飛行機の窓から静かにみつめて、 それでも、これからあそこに降りるのだな、と感じた。 ***
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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