夢袋。
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わたしと、もうひとりは三角帽子をかぶった小人のような姿です。
小人じゃないけどそんな感じのわたしたちは
毎日森を抜けて学校へ行き、終わればまた森を抜けて丸太の家に帰る、
という生活を送っています。
森を通り抜ける度に森の木をチェスの駒代わりにして
毎日少しずつゲームを進めています。
ある日森へ行く途中、大きな大きな数字の1が転がっていたと思ったら
またある日は黄色い3が転がっていて
メッセージが書いてありました。
そしてとうとう青い数字の5が、
でーんと土にささっているのを見つけたと思ったら
"Ma!"と子どもに呼びかけられ
その瞬間、この子どもは一緒に暮らしていくんだ、と感じ
手をつねりあいながら小走りに家へ帰る途中
「ごはんを食べたらぜんぶわすれちゃうんだって」
とその子どもは言いました。
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