夢袋。
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2002年07月22日(月) 宇宙人の味。

真っ白い会社に勤めている。

長ーいワーキングテーブルが広いフロアの

壁をぐるりと囲んでいる。

自分のエリアにはデスクトップのパソコンと

小さなモバイル用のものが。

(シグマリオンくらいか)

データをデスクトップの方に移し

そのモバイルの電源スイッチ(電気のスイッチみたい)を

プチと押すとくるりとそのスイッチは中に入って回転し

モバイル本体がその中に包みこまれてしまう。

人さし指の第一関節ほどになったそれを

筆入れにしまって帰る。


休憩室によってみれば同僚が椅子に座っていた。

そのひとは心理テストのような口調で話し掛けてくる。

「あなたは深〜い森の中を歩いています。

 小鳥のさえずりが聞こえています。

 あたりは霧におおわれ…」

ふと気づけば1メートル四方くらいの

四角い空間に入っている。

その壁は薄く、茶色い和紙のようだ。

向こうから影が近づいてくるのが見える。


ズッ と何かが入って来た!


と思うとそれはよくいる(よくいる?)宇宙人である。

その宇宙人はわたしに曲がるストローを渡し

「吸ってもいいよ」という。

遠慮なくその大きな頭のほっぺたあたりにストローをさし

ちゅうちゅう吸うとマスカット味である。


右の壁、左の壁にもうっすら影がみえはじめ、

次は何味だろう、と思っていた。


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