夢袋。
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真っ白い会社に勤めている。
長ーいワーキングテーブルが広いフロアの
壁をぐるりと囲んでいる。
自分のエリアにはデスクトップのパソコンと
小さなモバイル用のものが。
(シグマリオンくらいか)
データをデスクトップの方に移し
そのモバイルの電源スイッチ(電気のスイッチみたい)を
プチと押すとくるりとそのスイッチは中に入って回転し
モバイル本体がその中に包みこまれてしまう。
人さし指の第一関節ほどになったそれを
筆入れにしまって帰る。
休憩室によってみれば同僚が椅子に座っていた。
そのひとは心理テストのような口調で話し掛けてくる。
「あなたは深〜い森の中を歩いています。
小鳥のさえずりが聞こえています。
あたりは霧におおわれ…」
ふと気づけば1メートル四方くらいの
四角い空間に入っている。
その壁は薄く、茶色い和紙のようだ。
向こうから影が近づいてくるのが見える。
ズッ と何かが入って来た!
と思うとそれはよくいる(よくいる?)宇宙人である。
その宇宙人はわたしに曲がるストローを渡し
「吸ってもいいよ」という。
遠慮なくその大きな頭のほっぺたあたりにストローをさし
ちゅうちゅう吸うとマスカット味である。
右の壁、左の壁にもうっすら影がみえはじめ、
次は何味だろう、と思っていた。
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