悲しみの役割
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2002年11月05日(火) |
バレる嘘はつかないで。 |
颯は・・・嫁さんとはHしないと言っていた。 なぜかそんな事をいつも言っていた。 「実衣じゃないとダメだから。 だから嫁さんとは絶対しないよ?」って・・。
私はそんなの無理だってわかってるから せめてきちんと避妊だけしてね?って頼んでた。 子供は二人いて、三人目は作らないって聞いてたから。
けど、颯は「絶対しないよ!」って言ってた。
それがまさかの妊娠。 してないって嘘をつかれていたのもショックだった。
私とつきあってやったのはそれ一回。 その一回も中で出した訳じゃないと言われたけど もう何を言われても信じられなかった。
夫婦だし、別に仕方ない・・・というか 当たり前の行為だと思う。
〜じゃあ絶対しない!なんて嘘なんでついたの? バレる嘘はつかないで!〜
やっと言えたのはその言葉だった。
「まだハッキリわかった訳じゃないけど・・・」
「そうなの?」
「でも・・・もう嘘はつきたくないから実衣と別れたい。 ごめん。愛してるって気持ちに嘘はなかった。 本当にこの手で幸せにしてあげたかった。 だけど、もうできない。だからごめん。」
彼に『ごめん』と言われるたび自分がみじめで・・・ すごくみじめで、泣けてきた。
でも、私は彼の言葉に『うん』と答えることが できなかった。
私もその事をずっと悩んでいた。
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