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| 2015年07月20日(月) | 月を指す指 |
過去と未来は、頭の中にしかない。
あてにならない記憶と、いつまで待ってもやってこない「いつか、その時」。
「いま」は、いつもここに在る。
これが、それだ。
まさに、これ。
あまりに明白すぎて見過ごしているだけで、失ったことなど誰も一度も無い。
そして、これですら、「見かけ」だ。
何モ 起コッタコトハ 無イ
これを言葉に表すことは、誰にもできない。
言葉は、せいぜい方向を指し示すまで。
（指し示すことはできる。なんとか。）
ただ、
月を指す人の指先を見ても、月はそこにはない。
