森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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ハナミズキを見つけると、どうしてだろ、笑顔になる。 田んぼにレンゲが咲いているのを見つけると、嬉しくなる。
でもきっと、
なんて綺麗なんだろう。 なんて美しいんだろう。 って思考が動く、ずっとずっと前。
視覚から情報が入って、アタマが 「ハナミズキ」 「レンゲ」 ってラべリングする、ほんの一瞬“前”にしか、
純粋なあるがままの花の姿は、見えていない。
それほど思考は高速で、自動的に、無意識的に、ハートからアタマへ、 あるがままの“美そのもの”を連れ去って、分類し、小さく折りたたんで、保持してしまう。 (目覚めの体験さえも!)
とまる。 この一瞬に。 ほんの一瞬。カミソリの刃くらいの隙間に。
いま、ここに。
この 『両目を開けて眠っている状態』 から、
ついに覚醒する。
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