│←47日目。こわしたくないから。→│
あ、とても申し上げにくいですが、未だ、入院中の身であります。 珠恵です、こんばんはございます。
空走距離
、アスファルトの上に寝そべっていれば いつのまにかわたしのひとみの中に宇宙が広がるわけだ) それはいつもそうだった」 やあ、光が突然舞いあがるのは目を押しつぶす寸前の 少女のその少し開いた唇! わたしが突然影を吐き出しまた空に与えるその餌付けの瞬間 少女のその少し開いた唇!/ねえ… …こっちをみてください……」 やあ、きみたちは薄弱としたかたい壁に わたしの額が何度も擦れ合いそれはとても居心地のわるいものだった 壁の模様は白骨が敷き詰められたような……(それはいいすぎだよ) いいすぎで汗が、汗が肌に這うのだ。 それはわたしよりもわたしの視線よりも美しいのだと わたしは知っているから、見ないでいよう、 「きみたちはなんて、美しいの。 息を吐くたびに口元の黒い丸い生物が揺れる いつのまにかそいつには唇ができていた 話すたびに、いや、今きみが聞いている それはそいつの声でしかないのだ わたしはとつぜん、包丁をにぎりしめ走り出した。 だれもいない、 垂直の世界へ。 震えるたびに黒い存在は切り取られ浮力で舞い上がる、 踊りだすその姿は美しいとわたしは思い込んでいた。 少しずつちぎれて減り、 いつのまにか半分にもなってしまった黒い、 いやそれは 影を 抱きしめる まだの その 」 遠い空の 上に舞いあがり子供のふりをしている小さなその 黒い 影!」から 雨が降り出すのだ、 わたしは、ただ。 いいわけはいいよ」 ちいさな、こどもたちはなんと 柔らかなのだろう。
わたしの素肌に辿りついた舌先は なぜこんなにも輝くのですか? わたしはうでをもぎ、ふりまわす 「そうすれば気付かれて!」 わたしのその小さな痣をきみたちは指差し笑うのだろう? 空を跳びまわり目がなくなった鼻もない。影。 わたしはきみたちの腕をつかんで 部屋がとつぜん暗闇に落ちていく わたしはそれでもいいとおもうのだ こどもたちは知らなかったから…… わたしはなにも見えない世界をしる
きえたこどもたちの名前をつけていくのだ やあ、きみは汗が美しいねわたしは昨日から目が見えなくて、」空が回転 滑走)しているのはそれでも肌でわかってしまう§2016年10月11日(火)§ |