│←不必要な『ケータイとパソコン』→│
いっそのこと 書く事をその髪も梳かさぬままに,キーを叩く事を辞めてしまえば「彼」に もっともっとの沢山の愛情を注くことができるのではないか。 両手いっぱいの薬も,赤く染まる注射針も, 手首に,血を浮かべることすら必要なくなるのではないか。
書く事に浸って絶頂に達するわけでもなかろうに。 全く,可哀相な子よ。
ラットは一匹だけではなく,四匹を放し飼いにしてある。 心地良い投票のベッドにて今もなお,眠っている。 今度は, 何に乞い? 願掛けをするの?
心はひとつのくせに,無理矢理に引き放そうとする癖をお辞めなさい。 何が一番大切か。 書く事,他人に見てもらう事,生涯を共にするべく人と向き合う事, よく考えてみなさい。 仲裁や甘やかしのお言葉はいらないよ。 父が否定するそれは, 昨年の春に出逢った彼との関係を否定するものであるし, 日々,仲良くしてもらっている遠莉さん。★ ずっと文通していて昨年の夏,初めて会ったあやさん, 古くからの文通相手=真島 紀央さん, 秋に会った(今夜は21分42秒電話した)リサさん, そうして,アングラ系サイトで出会ったという,謎のかんさん。
深い深い青春の心の関係を誰も,
絶つことは不可能だ。
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弟は,野球のA特待生というので,高校へ入学するそうです。 小学一年生からやってきた甲斐はありますね。でも 肝心な弟の右ひじには縫った後があります。 ボールを遣り取りするのが一番の目的なのに,右ひじがダメになりそうなのです。 ずっと,ずぅっとしてきた野球を諦めなければならないかもしれないのです。
夏の後半に手術した右ひじ。 今回,もう一度,手術をします。
明日という日に腕の手術を控えた弟は 私に こう訊きました。 「あのー,おかんが使ってるようなライターないん?」 PCを触っている私はすぐに返答しました。 「ないんちゃうん。」 昨日,何者かによって盗まれた弟の5千円の話をしながら, ライターを探しましたが,やはり,本当に,ライターは, 目の届くところには,何処にも在りませんでした。 だから私は, そのアロマキャンドルの上にかぶった埃は,ティッシューで拭くべきだ と弟に伝えたら,如何にも「きょとん」としたような表情で, 「あ。火であぶる事しか考えてなかった…。そうやん。ふき取ればええんやん。笑」 と自問自答。私は間も無く唖然呆然とするしかなかった。
夜。 父と私のココアを入れて, (弟はココアは余り好きじゃないと言ったので入れるのを辞めた) 私は,PCの前で,夜のクスリと食後の薬をココアで飲む, すると, 彼から『おやすみ』の電話があった。 「ココア飲んだ?」「んふ。照」 と,返事をした。クスリの余韻に浸っていたのかもしれない。 彼の置いていった三日前のコーラのペットボトルの中身が余っていたので 炭酸大嫌い・コーラ大嫌い,の私は,そっと,一口飲んでみました。 そうしたら,なんと,シュヮーーーァッとした感覚が口内に広がって, 色んな味が混ざった煌めくコンペイトウのような味が広がった・・・。 嬉しかった。 私には,彼が居る。 だから,誰にも負けない強さを備え付けられたような気がするのだ。
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弟よ。
「あ゛ーー明日手術嫌やーぁ」 という気持ちもわかるょ。部分麻酔にも堪えて大人になって。 私も頑張る。からね。
幼い恋は,今なお 自分の存在に気附かない。 そんなものなのだろう。 でも,相手の胸を焦がし,焼けただれるまで, その手を放さない, 幼い恋 ってやつは。 いつかそれが星みたいに煌めく想い出に変わってしまうまで, 生きていようよ,僕たちは。
あなた達がもっともっと大人になるまで,私は生きるよ。がんばるんだ。 君も,青森,寒いけど。ね。
126538§2004年01月25日(日)§ |