│←「あきら」 「たまえ」 って誰だ?→│
あたし自身は、そのことを全く覚えてない。
あたし、もうアナタの元へ帰らないツモリ。 でもね、必要やねん。アナタがね。
こんなんが毎日続くようやったら、ほんまにアナタに嫌われてしまうんやろね。 うち、ほんまにあほでどうしょ〜もないから、 遺書とか意味不明なんばっかり書いてしまうねん。ごめんなぁ。***ベッドサイドに残された・誰かの走り書き。
「今は放しちゃダメなの」 アナタが言った。 そう。私はこの背中を求めていたんだ。「彼」の背中を両手で抱く。 アナタが抱いてくれた私、素敵だった。アナタもまた...素敵でした。
自分が万全だと、自分は知っていた。 トリツカレタように、「死にたい」あたしが、一番なのだ。 母さん、弟、こんなところまでこさせてごめん。
***
人格が変わってしまっても、あたしは覚えてた。遺書の中でも覚えてた。 貴女が教えてくれた「卯月の頃」というCoccoの歌。
擦り切れてしまうといって、 結んだ小指を切り離してしまった。
と。 頭の中で流れていたのだけを覚えている。 記憶には、断片しか残らない・・・
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やだ〜。死にたくないぞ!!!§2003年10月29日(水)§ |