│←いつもひとりで、湖を泳いでいた。→│
寂しさを 埋める薬は、やはり、お金なのかもしれない。
前にも此処に書いたように、あたしは、一度も逢ったことのない人物と 身体と身体を交えることで、 お金なんて、本当は、要らない。 でも、愛情の形を残す方法が、お金でしかないのだ。 少しでも、自分に得をしたように思わせたい。 「体」という、価値の附けられないモノを売ることを、自分に意識させないため。
もう、失うものなど無い。
あたしが、相手にお金を強要することの無かった幼い頃、 キスマァクをつけてもらったりして、偽物の愛情を、 自分の身体に、刻み付けて。 形など無い、愛の形を、求めて、あたしは。 お金など、要らない。 誰でもいい、あたしを愛してくれるのなら。 見捨てないで欲しい。 この言葉、あたしの中で渦を巻いて大きな雲となる。 もしかしたら、あたしが、あたしという自分自身を見捨てているだけなのかもしれない。 そうだとしたら… どんなにか悲しい人間だろう。
§2003年03月15日(土)§ |