│←消えない痕。<リスカとアムカの境界>→│
篭の中で仕方なく生きてるわけじゃない。
暇だったので、昨日の傷の瘡蓋を取ってみた。 血が流れた。止まんない。 何も感じない。。リーダーのテストにぽたり。ぽたり。ぽたり。。 三滴ほど落ちたところで、気が附いた。 血が滴ったのは、問題用紙、運が良かった。 あたしが今しているリストカットやなんかは、きっと一生消えない傷痕になるだろう。 右手も、左手も、首も、左足も、二の腕も、テレビで見る人とは違っている。 自分でそうした。 普通が厭なのか? 馬鹿なんだったら、馬鹿らしく、努力でも備わっていたらいいのに。 あたしは唯の怠け者で。 幼稚で理屈っぽくて、何か言われれば自分を罵ることしか知らなくて、ホント最低。 あたしが知らない間に、みんなはあたしを怖がってる。 昨日、バスの中で、アナタは「気色悪い」と言った。馬鹿なあたしは、今もその言葉を左耳で覚えていて、消えないように消えないように、何度もアナタのその言葉を繰り返している。アナタは傷つけたつもりではないかも知れないけれど、むしろ死なないように言ってくれたのだと思う。 いいえ、あたしは傷ついては居ないけれど。。 そうだよね、今、自分の隣に居る人が、明日突然死んだら気色悪い。 アナタの口から吐き出される言葉は、いつも正しい。頭の悪いあたしには、 ひとつも否定できる所など無い。
人間がつくりあげた風景の中で、あと70年も生き延びていくために、夢と現実を彷徨いながら、あたしは生きていくしかなくて。 行き着く先のない坂道をコロコロと転がるように、心は消滅願望へと傾斜していく。 あたしの眼に、新しい現実が透けて見えるときは、いつ来るのだろうか。
死ぬのは怖い。唯、眠るだけだと聴いても、あたしは、死ぬのが怖い。 眠って、何をしよう? 眠り続けて、悪夢を見るのでしょうか。 愛を求めるあたしのココロの叫びを、聴くことができますか。
リスカやアムカっていう単語は、ネットをやり始めてから知った。 そんな行為も最初は知らなかった。自分で自分を傷つけるなんて なんて馬鹿らしいことで、愚かなことか、と決め付けていた。 でも、文章を書いている人から影響を受け、その行為をする身になって、 初めてその人の気持ちが判る。 生きていけないのだ。切らないと。判らないなら、いい。 自分を理解してもらおうとするほど、疲れることは無いから。
今日のことを書かなければならない。 正式には二時間受けていないけれど、 二時間で終わったテストは、あっけなく。
先生から、 何度電話があっただろう。4回ほどかな・ 学校は、あたしのする行為に対処できなくなってきている。 今は、テスト期間中。 ピリピリしている先生方は、たくさん居る。 学校は、あたしに学校を辞めさせる方向へ進んでいる。 自分が不安になって、そうなればなるほど、他人のことなど考えられない。だから自分を守ろうとする。大人はそうだ。 あたしを辞めさせれば、重荷は降りる。学校で、死なれてはみんなが困るから。 この前、「保健室へ行く」と言って、途中に購買でカッタァを買って首を切った。 そしてまたその前に、「トイレへ行く」と言って、カッタァで何度も何度も傷つけた。 懲りない性格だとお思いの方も居るだろう。
得なんて、少しもない。
そう思っているのです。 しかしながら、あたしはこの癖を辞められないのです。
どんなに嫌われてもいい。学校を辞めることになっても。 早く死にたい。 そう思うのは、自分に負けているのでしょう。ただ、それだけのこと。
切りたい衝動に駆られるのは皆。 疲れを表に出したいのは皆。 構ってもらいたいのは皆。
本当は、死にたくなんて無い。死のうなんて思ってないから、死んだふりのようなことばかりする。 死にたいなんて嘘。嘘吐き。 周りに居る人をどれだけ傷つけているか。 関係の無い人までも、知らず知らずのうちに巻き込んでしまっている。 自分のことを考える前に、まず、ほかの人のことを考えなければならないのに。
電話は嫌い。近くに居るのに遠い。でも、それはいつものこと。 あたしが遠くしてしまっているのは事実だから。
昨日のボランティアの活動記録を先生に褒められた。叩き落して褒めるというのは 効果があると先生も知っていたのだろう。 でも、あまり褒め言葉になっていなかった。 僕らではまとめてしまうけど。。 とかなんとか、、もう、良いけれど。 嬉しかった。
シューマン作曲のトロイメライを聴きながら書いている。 ドラマの「真夜中の雨」にも、よく流れてくる音色。 意味は、「夢」。 楽譜にしても、一枚にしかならない曲だけれど。愛を感じる。 あたしは、これを聴きながら切ろうとは思わない。
餓えている珠恵へ
珠恵は餓えている。
血が見たい。
餓えている。
誰か殺しそう。
珠恵の餓えの犠牲になってくれる人、いませんよね?
だから
珠恵は
あたしを、
生存競争の落伍者。
そうだと言われても、
神様から生きる資格の無い落伍者だと烙印を押されても
あたしは生きてやる。
珠恵に殺されない様に、『いい子ちゃん』では居ないからね。
抵抗する。抵抗する。抵抗する。
前へ進まなきゃ。。
片想いの恋が前へ進まなくても、あたしは前へ進まなきゃならない。
歩かなきゃ。歩かなきゃ。§2002年12月09日(月)§ |