│←「置き去りの姫」→│
最後にひとり、置き去りにされたお姫様は、声を殺して泣きました。 もう、誰の言葉も真に受けないわ、 と 心に誓ったはずの そんなお姫様は、泣きました。
どうして、人の言葉は心に響くの?
痛いよ 痛いよ 何故だか、涙が止まらない。 ねぇ、神様。 あたしはとっても幸せだなって思ってるのよ。 ねぇ、神様。 あたしは不幸なんかじゃないの。 ねぇ、神様。 この人生を、ありがとう。
置き去りでも構わなかった。 置き去りにされたお姫様は、右手に小さな刃物を持って。 声を殺して泣きました、 声を殺して 泣きました。
恋をしちゃいました。
何処かで聴いたことあるような安っぽい言葉。 恋って何だろう。 あたしが此処で日記を書き始めてから、もう、何ヶ月経つだろう。 もう、9ヶ月になる。両手の指が辛うじて足りるほど。 あたしは何か変われただろうか。 初めの頃から、あたしに優しくしてくれていた人が、文章を書けなくなった。 Hpも閉鎖してしまって、日記は休止するそうです。 たくさん、悩んだのだと思います。 あたしは、彼女のかく小説や、日記にある言葉が大好きでした。
* * * *
あなたは、かわいくて、あたしの憧れの人でした。 あなたと話すだけで、嬉しくてたまらなかった。 あなたに近づけた。と勘違いしている自分が可愛かった。
手を振るあなたは大人になるの。 あたしも大人になるんだろうな。
ありがとう。 あなたに、会えて嬉しかった。 ありがとう。 あなたが、生きててくれて。
あなたの優しさであたしは、生きてられた気がするの。
・・・バイバイ。またね。
「さよなら」はきらい。
「おやすみ」はきらい。
「バイバイ」だっていやだ。
また、会えなくなるっておもうから。 また、独りになるっておもうから。
「また、明日」
これで、怖くない。
孤独の闇に足を浸す行為だけはやめてね。。§2002年11月11日(月)§ |