│←先生、ごめんなさい。→│
@私にはこんなにも頼れる人、あなたが居るのに、弱音を吐いてばかりで。
先生の子供が、大変だなんて、知らなかった。
先生はいつも明るくて、笑顔で、全部の生徒に人気があって、テスト前なんかとても捉まらないくらい引っ張りだこで、きっと夫婦円満な家庭で幸せに暮して、先生の子供は成績優秀で。
先生には、何にも辛いコトなんてないと思ってた。
悩む事なんて無いと思ってた。
でも、其れは私の単純な思い込みだったんだ。
先生は、自分なりに、一人の人間として、強く悩んでる。
今まで強かった先生の、少しだけ、弱い部分が顔出した。
みんな、同じ。
悩んでこそ、人間って感じで、生きてるんだよね。
今日、帰りに送ってくれた、少しの車の中で、先生、言ったよね。
「僕がいるじゃない。」って。
私、自分を情けない、申し訳ないと思いました。
其の言葉は、今でも胸に響いて離れないんです。
私は、凡人だけど、頑張ろうともしなかった。
何も辛くないくせに、他の人に悪い事を押し付けて、自分には責任は無いだとか、唯、手を切って、自分の弱いところを、掴んでもらおうと、見せびらかしにしていただけ。
約束なんてしないほうが良い。
また、気分を落ち込ませて、手首を切るだけ。
先生の、辛い気持ちも知らないで、死ぬなんて簡単に思う、自分はヤです。
ごめんなさい。
私は特別な人間でもないし、突起してもいない。
みんな、自分だけで精一杯の季節。そんな季節。
自分は他人に頼っちゃいけない。
他人に辛い事や哀しみを話して、そうして、それらは、その人の不安に変わるのに。
他の人の不安まで、心配している暇は無い。
普通の人なら、そう。
でも。
先生は、心配してくれてるんだと思う。
一度でも、人の前で「死にたい」と言った自分を後悔する。
罪。また一つ増える。
でも、もう時は遅いのだ。
吐き出してしまったなら、前に向かって走る、あるいは、本当に死んでしまう、しかない。
正直、私は、誰かに慰めてもらいたいって気持ちも、誰かに励ましてもらいたいって気持ちも、イマまでずうっと隠してまいりました。
しかし、最近になって、つい一週間ほど前から、世界から見れば小さな私の我慢は、断ち切られたの。
一人の先生に、話した。私の今までしてきた、卑怯な事全部。
小さいくせに、卑怯な事は一人前に大きくて。
特別な人間ではないけれど、誰かの特別な人になろうとも思わないけれど、凡人の私にも、すこしだけ、愛される権利をください。
私の傷は全く平凡な傷なのかもしれません、唯、自分のためだけにつけた、我侭の傷かもしれない。
だけどね、私は、あなたの笑顔を見るだけで、充分楽しいし、なによりも嬉しいの。
此処で、吐き出せてる。
此処が、私の、心の底。
自分を偽って、楽しい日記を書いたって意味が無い。
苦しくなるだけで。
何処かで自分を陥れているのだわ。
私は、本当に唯一、此処でだけ、自分が生きていると感じるの。
今此れを読んでくださるあなたがいて、私は成り立っている。
明日も、私は、生きていける自分を見つけられる。
みんなに、ありがとう、って言いたい。
いつも、ありがとう。
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