│←あたしが死ねないのは、→│
@先生が、あたしの担任だから。きっと
時々後悔する、
あたしの担任が先生であって欲しいと願った事。
先生を好きでいる、心から離せない自分が居るから、あたしはその自分の所為で、苦しい辛い切ない想いをたくさんする。
「先生が明日いなくなったら?」 「明日眼が覚めたら世界がなくなってたら?」 「こうして涙を流せる自分や、悩める自分は可愛いのでしょう?」 「悩める自分は、幸せでしょう?何が厭だというの?」 どうしようもなく、不安で不安で、先生を見つめていると、考えてしまう。
考えの溝にはまると、もう、その日は一日中、いつ泣いても可笑しくない。
屋上までの階段を、一気に駆け上がる。 誰にも、泣いてるところを見られたくないし、心配を乞うようなことはしたくない。
先生への想いは、私の中に閉じ込めておくには、大きくなりすぎてる。 先生の笑顔を見ると、余計に涙が溢れて、私の肉体の反応は、止められなくなる。 唯一の先生に、笑顔を見せられない自分が厭。
先生、どうにかしてください。 先生を想うあたしを、殺してください。 先生を想うあたしを、壊してください。
先生は所詮、何も解ってなんていないのでしょう? 先生に相談して、何が解決するというの? 先生に、あたしの何かが解るはずない。 みんなに優しい先生、解った様な振りをして、あたしに綺麗で濁ったその目を、向けて欲しくない。 先生が、驚いているその隙に、その目を抉り取って、奪ってやりましょうか。瓶詰めにして、奥さんに届けましょうか。 思わせぶりさえなければ、あたしの、人生は、平坦なものになるのに。 あたしは先生が居るから、死ねないの。 今すぐにでも本当は死にたいのに、先生を悲しませたくない。先生の人生に、あたしという傷をつけたくない。 あたしが、先生のような強い人間の人生に、傷なんてつけれるはず無いけれど。 イマは、先生が居るから、あたしの目の前に居るから、死ねないだけ。 もう生きてなんていたくない。
あたしはいつでも寂しいから、会えなくても寂しくないように、先生の手を切って、あたしに頂戴。
こうどく。
§2002年04月09日(火)§ |