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2006年03月28日(火) 林田さん速報Part2

林田さんに関しては、モーレツにごきげんな日々を送っている
じゅりちゃんです。こんばんは。

最近更新がないなー、とお思いの方もいらしゃるでしょう。
単純に仕事が忙しいのです。ヒマな時はヒマなんですが、今忙しいだけ。
その理由は前にもお伝えしましたが、基幹システムの入替え。
これがとうとう、スタートしちゃったんですよ、マジで。

現在、けっこうな残業量。今までそこまでじゃなかったのに。
そりゃ時にはありますけど、短期型ですが、今回は長期型。
そういうワケで、これから長期にかけて更新なくなります。
単純に時間の関係なので、時間が出来たら、また復帰するようにします。
すますまだって、見れない状況なので、お許しを。


さて。そんな忙しさの中のじゅりちゃんですが、システムの件で忙しい。
ということは、林田さんとのかかわりも、増えているということです。
現在彼は、月に2回、東京へやってきます。あぁ、なんて幸せ。

会議当日。PMから会議なので、AM中に彼は九州よりやってくる。
関係ないけど、システム会社のSEさんも、当日九州からやってくる。
その男もまた、けっこういい男なんだけど、そりゃ余談(笑)

1:00に本社にいればいいのですが、林田さんは11:00には本社に来る。
飛行機の関係もあるのだろうけど、ちょっと早いよね。

ちなみに11:00にきてもらっても、ヤツは基本ヒマである。
だって職場は、はるかかなた九州。営業職ではないから、
現地にいなかったら、仕事になんぞ、ならないのだ。

結局、彼はわたしの隣で、システムに関して質問をしてくる。
こちらも林田さんのようなセンターの人と話をする機会はすくないので、
ここぞとばかりに、質問をあびせる。


あぁなんていい関係なんだろう。マジでそう思う(うかれ)

どの会社もそうだと思うが、まずは営業。営業が優先される。
システムもそうで、今のシステムも営業に関するシステムは充実している。
そしてシステム会社さんのパッケージソフトも、営業に関することはOKだ。

だが林田さんはソレが納得がいかない。
もっとセンターのことも考えてほしい。彼の願いはそこにある。


「それじゃ企画書出して」

林田さんの話が大きすぎて、部長(じゅりちゃんの直属上司。当社No3)に
話をふったら、考えをまとめて提出するように、とのこと。

「じゅりさん下読みしてください」

1週間後に、林田さんからファイルが来た。
見た。読んだ。そして言った。

「ホンキでダメだししても、OK? かなりヘコむと思うよ」

内容に関しては、正直いいかどうかは、わたしにはわからない。
だがセンター勤務の林田さんは、文書作成というものに、なれていない。
企画書には、わかりやすい企画書と、そうでないものがある。

社内連絡文章をこの数年、一番発行しているのは、じゅりちゃんである。
部長の代理で書くことも、当たり前。
マニュアル作成も行い、わかりやすい文章とは?ということに、
かなりの意識を使っているじゅりちゃんから見れば、
林田さんの企画書は、明らかに書式的にまずかった。


「覚悟する」というので、原形とどめないほどに、赤ペンいれた。
ココがわかりにくいとか、こんな書き方じゃ効果的じゃないとか。
怒るかな?と思ったら、林田さんの巻き返しはすごかった。

ほぼ完璧に、じゅりちゃんの言葉を理解し、じゅりちゃんが考える限り、
とてもわかりやすく、見やすく、適切な企画書をあげてきた。

「正直、このへんで勘弁して欲しいです」

かなりきつかったようで、毎日10時くらいまで、残業していたよう。
と言うわたしも、その時間会社にいて「まだやってんの?」とか、
メッセンジャーで送ったりして、多少遊んでいたのだが。


部長にも、みせてみた。驚いていた。
だが部長もわたしの文章のクセを知っている。
林田さんの文章の中に、わたし特有の書式クセなどを見つけた。

「林田さん、いい勉強になったと思うよ」 部長のためいき。
無論、林田さんも、「いい勉強になりました」と言っていた。
そうね。いい先生にあたって、よかったわね(自画自賛)


林田さんのアタマの中は、いろいろなアイディアでいっぱいである。
だがソレを非難する人もいる。
「そんなことを考えているヒマがあったら、他のことを考えろ」と。

だが私は思う。林田さんの考えていることは、ネクスト・ステージだ。
部長の言葉を借りれば、
「センターが次のステップに進むために必要なことが書いてある」
と言うことだ。

今までは必要がなかった。物を出荷すれば、それで役割が足りる。
だが林田さんは、もっとセンターの管理機能を強化したい。
だがソレは、一部の人には、余計なことに思えるのだ。

じゅりちゃんの仕事は、業務改善の提案。
漠然としているが、それが主たる仕事で、そしてなかなか出来ない(笑)

だから私は林田さんを必要としている。出会えてよかった。
2年前のあの日。会わなければ、未だに疎遠だったし、気がつかなかった。
次のステージに進みたいけど、なかなか回りに理解してもらえない。
そしてそれを実現するアイディアはあれど、技能がない。

見抜いた自分もエライと思う。(ちょっと下心アリだったけど)

そして、林田さんも、わたしを見つけた。
自分の考えに賛同し、実現する技能を持ち、自分を手助けしてくれる人。
彼はあらゆる欲求をじゅりちゃんにぶつけ、野望達成に燃える。


さぁどうだ。じゅりちゃんの下心だけじゃないことを、
信頼関係があることを、皆さんに理解してもらえただろうか?
勿論、林田さんに、問い合わせたことはないけれどね(独断かよ)



そして話を戻す。林田さんと月に2回会っている、という話。
AM中にくる林田さん。当然、お昼ご飯は東京である。

二人でいっしょに行ってんだな!コレが!!(ニヤッ!)
もう、うれしくてしょうがない。
林田さんと、向かい合ってふたりでお食事(うふっ)
ありえないよなぁ。九州と東京じゃ。ありえない、ありえない。

そして、最大級に驚いたこと。
お会計。会社のランチである。ワリカンというか、自己負担が普通である。
だが林田さんは、自分が払うといって、きかなかった。

まぁ最初はね。そんなこともあるさ、です。
わたしも前に、名古屋から来た女性社員に、お昼をおごった。
来てもらっている程度の軽い気持ちだったが、相当うれしかったらしく、
名古屋支店内で「じゅりさんがおごってくれたの」と、
言いまくっていたらしい。東京へ行ったら、年上の社員の人が、だ。
そうだなぁ。歓迎する気持ちが、伝わったのかもしれない。

だがである。2度目の時も、林田さんは譲らなかった。
さすがに2回目はないだろうと、普通に会計に向かったら、
じゅりちゃんの後から、ものすごい勢いで札をだした林田さん。
その勢いには、お店の人も驚いていた。

じゅりちゃんは言った。「困る」と。
だが林田さんは、ガンとして譲らなかった。これが九州男児なのだろうか?

会議の席も隣同士である。ほんと、らぶらぶ。



さて、実は今までは、前フリである(長いっ!)
そして今日、3/28。この日は29日が終日会議のため、
地方出席者は3:00で仕事を切り上げ、東京へ来る。
そして親睦会を兼ねて、東京で食事会があったのです。

林田さんとは、会場に入る時間差があって、席は離れ離れ。
まぁ他にも出席者はいるし、そういうこともあるさ、って感じです。
そして、その時は、訪れた。

ちょっと机をくっつけよう、と言う話になり、
ちょうど林田さんの座っている場所が、なくなってしまった。
林田さんは、立ち上がった。そしてじゅりちゃんの隣に来た。
その時である。

「林田さん、こっちにきなよ!!」

えーっとですね。詳細は省きますがね。
そういうことをね、する人が、いるんですよ。わかるでしょ?

「で、林田さん、どーしたの???」

木村に話したら「あの人、いっつもそうだよね」と、木村も大激怒。
で、その後の林田さんの行動に、興味ありあり。


して、問題の林田さんは、ちょっと立ち止まる。
どーするのかな?と、じゅりちゃんも事の次第を見守る。
その一目でお局様とわかる彼女は、何度も林田さんを呼ぶ。

もう、まわりも、大注目である。
お局様の言葉には、絶対である、本社社員。
さて、九州出身の林田さんは、どうするか?

座っちゃったんだな、じゅりちゃんの隣に!

木村に話したら、大爆笑。さすが林田さんだと、大絶賛。
問題の彼女も「あら。こないのね」と、引き下がったが、後がこえぇ〜!
でも、じゅりちゃん、気分いい〜!!!


林田さんは無口である。一緒にいても、そんなに話ははずまない。
「飲む?」ときくと、「焼酎がいい」と言う。
九州出身なので、芋焼酎が好きらしい。

「お湯はここまで」と言った後「うるさいでしょ?」と、言う。
そんなことないよ、と、じゅりちゃん。勿論、ウソである。


林田さんは、今日は東京泊なので、いい気分で酔っている。
というか、けっこう酔っている。そして二次会は、カラオケだった。

びっくりした。このメンバーが、こんなにカラオケ好きだったなんて。
東京社員も多いが、ほぼ全員が別部署である。
更に大阪、広島、九州。彼らも初対面といってもいいほどなのだ。

まぁ盛り上がる、盛り上がる。
大阪副支店長には、痛いほどに抱きしめられ、デュエットを強要された。
いや、セクハラではあるが、じゅりちゃん的には、まだOKだ。

林田さんとは、またしても席が離れていた。
林田さんは、カラオケルームに入ると、さっさと座った。
その理由は、後で知ることになるが、今はまぁいい。

開始15分経過。異様な盛り上がりの中、じゅりちゃんはトイレに向かう。
そして、耳慣れない男性の歌声を廊下で聞いた。

「本社の人じゃない! 大阪の人でもない! まさかっ!!!」

トイレから引換し、急いでドアを開ける。
そしてそこには、吉川晃司の「モニカ」を熱唱する林田さんがいた。


あっ!ありえないっ!!

じゅりちゃん驚愕。イメージが、がんらがらと、音をたてて崩れる。
まわりのみんなも、すっごい驚いている。
林田さんの歌は、かなり歌いこんでいると思われるほどに、
かなりウマイ歌だったが、そこまでオマエ、熱唱するか?である。

「じゅりさん!! 大丈夫!!!」

あまりのショックに、蒼白になっているわたしに、たっくんが言う。

ありえない。ありえない。あんなの、林田さんじゃない。
林田さんは、あんなことしない。絶対、ありえない。
そう。わたしが好きな男は、カラオケでマジ熱唱は、しないのだ。


「もうね、マイク、放さんとよ」とは、後日九州支店の人の話。
どうやら、林田さんのカラオケ好きは、九州支店1らしい。
そうだろう。そうだろう。歌い終わった林田さんは、超満足気だった。
尚、林田さんがカラオケルームで陣取った席は、
モニターのまん前であり、一番歌いやすい席を狙ったのだった。

でも「モニカ」である。「モニカ」
だがコレも定番らしく、「最初はモニカで景気付け」ということらしく、
毎度毎度、一発目は「モニカ」なのだそうだ。
年齢まるわかりである。(林田さんは今年で37の、コドモ一人)


熱唱し終わった林田さんは、じゅりちゃんの隣に席移動。
あきれかえるじゅりちゃんに「なんですか?」と恥ずかしそうに言う。

今更恥ずかしがるなよ、あんだけ熱唱して。
もう100年の恋も冷める瞬間だったよ。

「好きなんだ、カラオケ(あきれ)」
「うん。ストレス解消にいいから」
「へー。じゃ九州の人とも、よく行くの?」
「行くけど、みんなカラオケ好きだから、順番が回ってこない・・」

さすが田舎だ。娯楽がカラオケしかないんだな。
そして、順番が回ってこないとボヤいたとおり、林田さんは、
次から次へとリクエストを出し、ものすごい曲数を歌っていた。


「はいはい! X-Japan、ダレですか?ダレですか?」
マイクを持ちながら、探す。誰も反応がない。
「まさか・・・!」
そう言いながら振り返ると、「まさか、ってナンですか・・」と、
きまり悪そうな林田さんが、マイクに手を伸ばしてきた。

モニカの次は、X-Japan。そして熱唱。更に熱唱。泣いていいですか?

「大丈夫??」たっくんは心配そうだが、
じゅりちゃん、失恋と同じショックで、笑いが止まらない。

だが思った。相手の気に入らないところも、見なければいけない。
受け入れなければいけない。だって、たかだかカラオケ。
いいじゃないか、熱唱したって。じゅりちゃんの好みじゃないけど。


そして、じゅりちゃんは見た。熱唱する林田さんの顔を。
林田さんは、じーっと近くで見られて、じゅりちゃんの顔を、
あっちへいってよ、と、手で軽く押した。
いやーん、ほほに触られちゃった、と、喜んでいる場合じゃない。

だがじゅりちゃんは、乗り越えた。
歌い終わった林田さんは、ちょっと恥ずかしそうにしていたが、
彼のカラオケ魂は、そんな中でも、熱唱することはあきらめなかった。


初めて目にした、林田さんの異様な姿。
想像だにしていなかった、びっくりする姿。

こんなの林田さんじゃない! 今までの林田さんを返して!!

そう騒いだところで、仕方がない。
だって、アレが林田さんなのだから。ありえないけど、事実なのだから。


相手のイヤなところも、きちんと見て、受け入れる。


じゅりちゃんと林田さんのステージも、次に行く必要があるようです。



追伸

もっと恐ろしい話を九州の江川君に聞きました。それは

「林田さんは歌う時、前に出て、激しく踊りながら歌う」

という情報です!! まだまだ、真の姿は、隠されているのだ!!



追伸2

そんなじゅりちゃんですが、林田さんのことは、ちょっと言えない。
最近、送別会や歓迎会など、少々続き気味。
そして、そんな場合、カラオケはやっぱり定番である。

じゅりちゃんはカラオケがニガテ。いつも同じ歌ばかり。
だから、ウワサを聞きつけて、リクエストされるのが、ちょーツライ。

「歌ってよ、ラ・セゾン」

たっくんが「業務課の恥だからヤメロ!」と怒鳴るが、仕方がない。
完全振り付けで、激しく歌うよ、じゅりちゃんも。

そうね。林田さんと、同類、ってところです。
でも、わたしはウケるため仕方なく。
林田さんは個人の趣味で、ということで、違うのです。

その差は大きいと、じゅりちゃんは考えています。
たとえ世間が、どう言おうとも。


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