Juliet's Diary
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「イライラしている人を見ると、こっちもイライラする」
ということを、よく聞く。多分、言ったことがある人も多いハズ。 けっこう、頻繁に耳にするからだ。
じゅりちゃんは、正直言って、どうしてそうなのかが、わからなかった。 どうしてこっちまでイライラするのか? どんな因果関係があるのか? 勿論、イライラしている人に八つ当たりをされたら、アマタにくるが、 それは「見ていると、こちらもイライラする」とは、違う。
イライラしている人は、勝手にイライラしているのである。 その間なんらかの交流があったとき、普通に対応してくれれば問題がない。 (くどいようだが、この場合、八つ当たりをする人は問題外だ。 お返しにキツイ一言を差し上げて、 相手のイライラをどこまで増幅できるかチャレンジしてみよう) 「イライラしているから、話しかけにくい」
それもこちらの自意識過剰で、仕事なのだから必要なら話しかけるべきだ。 それを「やりにくいから」という理由で「やらない」のは、 明らかにこちらに非がある。 お客様がイライラしていたって、 言わなければいけないことは、言うでしょう? 同僚もお客様も仕事上の人間関係という意味では、 まったく同じだと思っている。 同じ会社の人にも礼儀正しく接することは、社会人として当たり前のこと。 それが出来ない人は気がつかないところで、 お客様にも礼を失する行為をしていると思うのだ。
なぜなんだろう? なぜ自分には関係ないのに、イライラが移るのか?
じゅりちゃんはイライラしてう人を見ても、なんとも思わない。 イライラの原因にもよるのだが、人がイライラしているのは、たいがい、 当人にはすごいことでも、周りにとっては、どうってことないことが多い。 勿論、じゅりちゃんにも、なんら被害はない
だから、イライラしている人に対して、イヤな感情は持たない。 ダレだって、イライラすることはあるのだ。仕方がないのだ。 イライラしたっていいさ。 八つ当たりさえなければ、ご自由にどうぞ、です。
「イライラしている人を見ると、こちらもイライラする」
結局は、まわりに流される、弱い人間のいい訳だと。 彼らの言い分からは「イライラするのはよくないことだ」 というニュアンスが受け取れる。が、自分もイライラしているのに、 それを他人のせいにし、かつ他人だけを非難している、 という自己中心的な考えが、この中にたくさん含まれている。 ってか100%ソレだけ。 自分だって、勝手にイライラしているのに、だ。意味わかんないのよ。
けれども、30年生きていて、けっこう耳にする。 つまり、こんな恥ずかしい発言を多くの人がクチにしている、というのが、 じゅりちゃんとしては、ひそやかな驚異だったのだ。 感情の連鎖というのがあるとしても、イケナイコトだと言うなら、 やらなきゃいいのに。不幸の手紙をぶった切れなくて、 ついつい送信してしまう人と、変わらない気がする。
しかし!しかし! 今日、初めてわかった! じゅりちゃん、初体験なのだ!
たっくんがイライラしているのは、わかった。 どうやら、朝っぱらから仕事がつまっていて、ムキー!という感じらしい。 しかしである。別に八つ当たりをされたワケでなし。そして気がつく。
「あら? なんか、ウチもイライラするっちゃ」
オマエはラムちゃんか? そして、もうひとつ気がついて、目が覚めたような気がする。
確かに、私はたっくんがイライラしているのを見て、イライラを感じた。 だがその前に、ものすごく小さいイライラの感情を持っていたことを思い出したのだ。
つまりだ。 もともと低レベルなイライラ周波(他人にはわかりにくい程度)を 持っていたわたしが、 他人の中レベルなイライラ周波(近所の人にはなんとなくわかる程度)を キャッチして、 単に自分のイライラ周波を増幅させていただけなのだと、気がついたのだ。
これが感情の連鎖なのだと思う。 だが世の中は甘くないというが、間違った認識もはびこっている。
「イライラしている人を見ると、こちらもイライラする」
こう言う人が多いということは、これがおそらく世の中の定説なのだろう。 だからかもしれないが、自分が元々イライラしていたことは棚に上げて、 「あの人がイライラしているでハラが立つ」というような、 自己中心的な論理がまかり通っている。
その為、人は、自分がちいさなイライラを持っている場合。 通常は、理性が働いて、そのイライラを見せないようにしている。 だがそこに、中程度のイライラを持つ人が現れると、 いきなりその理性の蓋はふっとぶ! なぜなら、その蓋がふっとんでも「あの人が悪い!」という 理論が定説なため、理性の蓋をふっとばすのに、躊躇がない。 だって自分は悪くないのだから。
公共の場で、イライラなどの感情を表に出すのがよくないと思うのなら。 だったら他人がどうであれ、自分がそれに釣られていては同類だろう、 とわたしは言いたい。
人なんて、どうでもいいんだ。まずは自分だよ、自分。
イライラする気持ちを抱えながら、クスリと苦笑い。 自分も人のこと言えないな。しかしながら、長年の疑問が晴れて万々歳。
追伸
> 八つ当たりをする人には、お返しにキツイ一言を差し上げて、 > 相手のイライラをどこまで増幅できるかチャレンジしてみよう!
本当にこんなことをする人は、性格が悪いです(建前) でもひとつ、あるパターンでじゅりちゃんが常用している方法をお伝えします。
イライラして「じゃいいわよ、わたしがやればいいんでしょ!」と言う。 おそらくですが、女性の方が多い気がします。 男性からは聞いたことがない。 そんな時のじゅりちゃんの対応は決まっています。
「あら。ありがとう。じゃ、お願いしますね」
まぁなんて奇特な方というニュアンスを出しつつ、ハラの中は大笑い。 勢いだろうがなんだろうが、 そういう言い方で話し合いを拒否したからには、 なにがあっても、かならずやり遂げてもらいまっせ。 この点に関しては、じゅりちゃん、どんなに仲のよい相手でも、絶対妥協しない。 話し合いを感情的に拒否した罪は、重いのだ。
っていうか、こういうこと言う人って毎回だよね。 意外と便利だったり致します。 覚えのある人、要注意。相手はわたしのように、確信犯ですよ。 って言うか、我妹よ。 もう30年以上の付き合いなんだから、いい加減、気がつけ。
追伸2
でも本当にいいのは、イライラしている相手を和ませることだ。
「イライラしてんじゃねーよ」
強気な言葉を、よわっちく言って、ウケ狙い。たっくんも苦笑いだ。 ガムを1個あげて。イライラしている人に食べ物を与えるのは、かなり効果的だと思う。
「かんで、かんで、かみ倒せ」
しばらくしたら、フツーになっていた。 わたしが和ませ上手なのか、たっくんがいい意味で忘れっぽいのか(笑) どちらにしても、自分の手柄だと思って、いい気でいよう。
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