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2004年07月18日(日) 新撰組(池田屋事件)

”すっごい、期待してください”

と、いうことで、すっごい、期待していたけど、
山南さんも、トシさんも、後からor留守居組、なのね。(しゅん)



”お前は、ここで、待っていろ” と、ひとり、すっすっすっ・・・。

しゅん! と、開けた障子を、ぱちんと、閉めて。

”当たりだ”


こんなに、かっこうよかったけ、香取慎吾。
今までの演技は、なんだったんだ、と、なじりたくなるほど、
ものすごい、貫禄。別人のようだぞ、ぶっとびますよ。



しかし、迫力ない、切りあいだなぁ、と。
なんか、ものすごい、もたくそ、しているように、思えるのですよ。
それに、すっごい、長かったしね。あらあら、って、感じです。


けれども、なんだか、不気味になってくる。
今まで、見てきた時代劇とは、ちょっと違う、気味の悪さが、ある。

それは、隊士たちの、若干、見場の悪い、動き。

見ているうちに、気持ち悪くなる。
それは、今まで見てきた時代劇の、見栄えを重視した、動きではなく、
妙にリアルな、みっともないくらいの、切り合い。

水戸黄門とか、桃太郎侍とか。
そういう、チャンバラシーンに、慣れているせいか、
流れるような動きでない、今回の池田屋事件。


でも、人は、そうなのかもしれない。
命がけで、今、死ぬか、生きるか、と言う時に、
どんな剣士でも、めちゃくちゃ、必死だ。


見ていて、気持ち悪い。妙なリアル感が、薄気味悪い。

”時代の流れが遅くなる。自分のおろかさに、気がつかないのか!”


どちらが正義か、というのは、結局、後にならねば、わからない。
歴史観なぞ、その時々の時代により、見方は変わる。

世の中、白と黒、だけじゃない。
あふれかえるほどの、グレーゾーンが、存在する。


今、どちらが正しいか、ということが、はっきりしない世の中。
原理主義と過激派と、振りかざされた正義と。

似ている。いつの世も、そうなのだろうが、あまりに、似ている。
そして、力で解決をすることも、とてもよく似ている。


その中での、隊士たちも、妙にリアルな、ぶかっこうさ。
いつもは、笑い、楽しい人たちが、剣を取り、戦う。

胃の底が、痛くなる。ちょっとばかし、放送後、うなってしまう。
慎吾ちゃんは、とってもかっこういいよ、と、言ってくれたけど、
ちょっと違うものを、自分は感じてしまった。


これから、どんどん、新撰組は、過激さを増していく。
そう思うと、かなり、苦しい気持ちに、なりそうです。



追伸

平助が切られたとき、すごい、驚いてしまった。
あんなに、やさしい人が、人を殺して、そして、切られる。
そういうのって、見ていると、つらいね。やっぱり。


追伸2

とはいえ、オダギリ斉藤のポニーテールが、ゆらゆらゆら。
いや、単なる、長髪、っつーか、ざんばら髪なんだろうけど。
けっこう、かわいいよな、あの髪型(違っ!)


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