Juliet's Diary
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2004年07月03日(土) |
スマステ(モスクワ映画祭) |
なぜか、スマステで、つよしくんの、モスクワ映画祭特集? まずは、最初に、受賞、おめでとうございます。
吾郎ちゃんと、慎吾ちゃんといっしょに、モスクワ入り。 空港では、大勢の記者が、取材をしていた。
”参加できて、とても、光栄です”
つよしくんは、ちょっとだけ、興奮している感じ。 きたぜー、モスクワ! って、感じなんだろうな。ロシアだよ、って。
放送が始まって、慎吾ちゃんから、ぼけぼけを、指摘されている。 時差ぼけ、とのことだけど、きっと、緊張して、眠れなかったのだろう。
だれも、賞が取れるとは、思っていない。 でも、人は、心のどこかで、神様のいたずらを、期待するものだ。
公式上映後、明るくなりだす客席を、見回す。
言葉も通じない、異国の人々。 いつもは、みんなが、自分を知っている。 でも、ここにいる人たちは、自分がSMAPだということすら、知らない。 ”SMAPだから、好き” そんなふうに、オマケのように、思われていたことも、あった。
ダレも、知らない。ダレもが、初めて、自分を見る。 ”いい人”とか、そういうイメージ、まったくゼロで。 そんなふうに見られるのは、初体験。 韓国語で、なんていうのも、ロシア人には、ぜんぜん、関係ない。
まわりを、見渡す、つよしくん。 その視線は、明るくない。いつもの、つよしくんとは、違う。
不安そうに、周りの人が、どうするかを、見ている。 主演俳優がいるのに、挨拶もせず、行ってしまうか? すれ違いざま、ふん、とでも、笑われるか? 時間の無駄、と、言わんばかりに、ため息をつくか? お義理程度の拍手が、ちらほらと、鳴り響くだけなのか?
その不安そうな顔が、タレントではなく、製作者の一人として、見える。 作品に関わり、主演という、大きな役割。 全ての評価は、自分が矢面に。責任は大きく、不安も大きい。
ぱちぱちと、鳴りはじめる、拍手。 少しずつ、客席の人々が、主演俳優に、目を向ける。
彼らの視線に、おずおずと、立ち上がる。 まだ、この拍手が、義理なのかどうかが、わからない。
つよしくんが、立ち上がると、拍手が大きくなる。 観客のみんなが、立ち上がり、主演俳優に、敬意を表してくれている。
”受け入れてくれた!”
そう思えたのは、どの瞬間からだろう? 次第に、つよしくんも、自信がわいてきて、客席に応えると、また拍手。 その拍手は、つよしくんが、客席を離れ、 観客に背を向けた後も、彼に向けて、まだ、続いていた。
”作り手の一人として、真剣に作っていかなくてはいけない”
つよしくんたちの仕事は、決して、必要不可欠ではない。 娯楽、という、余暇を楽しむものであり、必須事項ではない。
けれども、そこから人は、いろいろなものを、得る。 楽しみだったり、ヒマつぶしだったり。
そして、時には、大きな感動や、人のやさしさや、人生の意義や。 役者の演じる世界から、いっしょに疑似体験をし、 自分ひとりでは、味わえなかった世界を、知ることができる。
”言葉か通じなくても、感動は同じ”
結局、人というのは、どこでも、変わらないのだ。 喜びも、悲しみも、怒りも、楽しさも。 だからこそ、真剣に作らないと、メッキは、すぐにはがれてしまう。
わたしは、きっと、つよしくんが、不安げに客席を見渡した、 あの目と、あの表情を、忘れないだろう。 それは、あそこから、彼が、大きななにかを、学んだと思うから。 大きな、大きななにかを、モスクワで、彼が学んできたと、思うから。
追伸
記者会見で、恥ずかしそうに、歌って。 めったに、見られないよね。 顔を、手で隠して、恥ずかしがる、成人男性って。 子供くらいしか、見たことがないよ。
追伸2
受賞の知らせの前に、一杯、飲んじゃっていて。 ただの酔っ払いにしか、見えないけど、主演俳優(笑)
追伸3
”主演の男性は、映画の方は、かっこよかったけど、実物は・・”
よっ! ロシアのお嬢さん! 気が合うね”
じゅりちゃんも、映画初日、映画上映後の、舞台挨拶に、 ひょこひょこ、出てきたヤツに、失望したっけ。
”うげぇ〜!! イメージ、崩れるぅ〜!!”
そういう理由で、じゅりちゃんは、つよしくん、かっこいい! としか、言わない人は、間違っていると、思います(笑) つよしくんが、かっこういいのではなくて、 演じている役、演者の彼が、かっこういいのです。
くさなぎつよし本人は、別モノって、ことですよ。 というより、正反対、と、言った方が、いいでしょう。 もちろん、演じているからには、それも、ヤツの一部ですが、 年がら年中、かっこういいワケでは、ありません。 百歩譲っても、数%、って、ところでしょう。
ロシアのねーちゃん、よく言った!
追伸4
”ぶらぼー!”の声に、つよしくん、気がつかず? 緊張しているのか、反応ないぞ、どうしたの? そしたら、吾郎様が、声の方を向いて、小さくニコリ。
なんだろう? とっても、うれしいぞ。 吾郎様が、つよしくんの代わりに、気がついてくれて、 反応してくれて、とっても、うれしいぞ。
追伸5
その後のワイドショーか、なにかで、
”中居君と木村君には、言っていないんです。 テレビとかで、知っているだろうから、とか、思っちゃって”
あのなー!(怒) 恥ずかしくても、やることは、やりましょうねっ! 木村さんなんか、”胸張って、行って来い!” って、 送り出してくださったのでしょう?
結果は、テレビで知っていても、 つよしくんのクチから、すぐに、聞きたかったと、思うよ。 あのふたりは、そういう人だと、自分は、思うよ。
つよしくんだって、知らないワケじゃ、ないだろうに。 恥ずかしかったのだろうけど、でも、やっぱり、 電話した方が、よかったように、思えるよ。 次に会ったとき、しっかり、直接、報告しなね。
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