Juliet's Diary
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■ 木村の悲劇 in らくーあ の、その後 ■
散々な東京滞在の、立川君は、アフターファイブこそ、散々ですが、 会議では、すばらしい成績を、残したようです。 ”オマエは、広島のこと、なんでも、わかっているな” 社長自ら、立川君を、おほめになったようです。よかったですね。
”当然よ” と、怒り満々は、木村です。 立川君が、あわてるあまり、ドアに手を挟んで、ケガをしたことを伝えると、 ふんっ! と、ばかりに、胸をそらせて、怒っています。 でもさ、どうして、あそこまで、ぎゃーぎゃー、叫んでいたの?
”あのね、前にテレビで見た、怖い話を、思い出しちゃったの”
じゅりちゃん、力なく、笑うしかない。 確かに、女性の場合、感情が連鎖する、と、いうから、 怖いことに直面し、経験した過去の恐怖が、次々と、思い出されちゃったのね。 つまり、あの悲鳴の、何%かは、立川君のせいだけど、 それ以外は、過去に見たテレビとか、そういうこと、って、感じですか?
かわいそうな、立川君。全部、自分のせいだと、思ってるのに。 ほんと、かわいそうですが、でも、わざわざ、それを、彼に伝えるほど、 じゅりちゃんは、優しい女では、ございません。いっひっひっ。
■ 広島Kさんの入院 ■
木村に性病だと、勘違いされた、尿結石の広島Kさん。 彼は、あれから、しばらくして、ほんとうに、入院してしまいました。 みんな、びっくり。 びっくりしているところへ、広島の所長、エロ倉さんから、電話が入りました。
”毎日、抜かんから、あんな病気に、かかるんじゃー!”
さすが、エロ倉さん、別名、エロ所長。 日本全国、数多い所長さまの中で、エロ所長の異名を得るだけは、ありますな。
しかし、医学的根拠は、あるのでしょうか? 毎日、その、抜いていれば、男性は、尿結石に、なりにくいのでしょうか?
じゅりちゃんの疑問は、まだ、解決できていません。
そして、それから、しばらくして、広島Kさんは、退院しました。 ”レーザーを当てて、砕くんですよ” 大丈夫? と、問い掛けると、言わなくていいことまで、教えてくれます。 別に、大丈夫です、だけで、いいんだけど、恥ずかしくて饒舌? って感じ。
しかしながら、レーザーを当てて砕く、とは、それいかに? どこに、レーザーを、当てるのでしょうか??? ひょっとして、ひょっとして、”お” を、つけてもいい、あの箇所でしょうか?
ほんと、じゅりちゃんの疑問は、募るばかりでございます。
■ エロエロ・バスター、参上よ!! ■
アダル部長以外にも、当然、エロエロ君は、存在するワケで。 そういう事情により、エロエロ撲滅のため、日々、奮闘する、たっくん。 彼こそ、我社の、ヒーロー、エロエロ・バスター君です。
”ほんと、かわいそうですよ。仮にも、立場ある人が、こんな若造に、ですよ。 それに、やっぱり、ものすごい、恥ずかしがっていますしね・・・・”
そうは言っても、やる人は、何度でも、やる。 こればかりは、目の届かない場所ですから。防ぎようが、ありません。
”わかった。じゃ、今度から、わたしが、やる”
えっ? と、たっくん。でもね、結局、男同士だから、こりないのよ。 相手が、女性なら、いくらなんでも、懲りるでしょう。 オマケに、女だからね。ペラペラ、しゃべられるんじゃないかと、心配でしょ。
”でも、けっこう、大変だよ” ”大丈夫よ。実際の作業は、たっくんが、やるんだから”
そりゃ、そうです。そんな、めんどくさい作業は、キミがやってくれ。 わたしは、電話口で、”どんなサイト、ご覧になっていたんですか?” って、 できるだけ、かわいこぶって、尋ねるのが、仕事なんだから(決め付け)
”じゃ、じゅりさんが、電話して、俺が、隣で、エロ退治? そしたら、いっしょに、エロ画像、見なくちゃ、いけないんですよ?”
たっくんと、いっしょに、あんなエロ画像や、こんなエロ画像を。
すみません。そこまで、考えていませんでした。 申し訳ないですが、そこまでの勇気は、さすがにないので、 今までどおり、全て、あなたに、お任せいたします。
■ 伝説を作りつづける、のぶちゃん ■
どうしようもない社員で、ほんと、どうしようもない、のぶちゃん。 彼は、けんたろうの同期ですが、常に、伝説を作る男の子です。
今日も、K部長代理に、どんな現場に、営業していたか? と、問われ、 ”いや、もう、ちんこな現場、ばっかりですよ” と、答えていた。 それを、言うなら、チンケな現場、だろう。
しかし、5年位前の、入社した直後。 当時、課長だったK部長代理に、今日行った現場は、どこのゼネコンだ、と問われ、 ”今日、行ったのは、飛島AVです” と、はっきり、答えてた。 ばかやろう。それは、AVじゃなくて、JV。ジョイントベンチャーだ。
5年前と、現在に、まったく、成長の見られない、のぶちゃん。 と、言うより、今の、ちんこな現場、と、5年前の、飛島AVでは、 ひょっとしたら、更に、ひどくなっているのかも、しれません。
■ 道頓堀に、捨てて来い!! ■
どうしようもない社員、というのは、どこにでも、いるらしい。 そんなワケで、大阪支店。 じゅりちゃんが、データを見ていると、あやしい数字が、並んでいます。 そして、調べると、ほぼ、確実に、彼女なのです。
”もう、オレが、何度、注意しても、直らんのですわ” とは、大阪を統括する、N澤くん。何べんも注意し、それでも直らない、とのこと。
しかたねーな。そんな女は、道頓堀に、捨ててきちまいな。
別に、道頓堀には、限りません。 京都営業所なら、鴨川だし、四国営業所なら、四万十川。 九州地区なら、筑後川が、よろしいでしょうか?
”もう、絶対、許せねー、あの女!!”
どうやら、その大阪支店の彼女は、たっくんをも、怒らせているようです。 絶対、やっちゃ、ダメだからね、と、注意した矢先の、出来事。 あまり、手を出さない箇所なので、どうして、わざわざ、彼女がそうしたか? 皆目見当がつかない、ワザとかしら? と、疑うほどです。
”マジ、大阪、飛んでいって、言ってやりたい” たっくんにしては、めずらしいくらいの、怒りようです。
でもね、結局、本当に、目の前にしたら、怒れないのよ。 自分より、年下の女の子がさ、”ごめんなさい” って言ったら、 絶対、アンタは、何も言えなくなるのよ。 でもね、そうであるから、あなたは、ダメ男じゃ、ないんだから。 それが、普通なんだからさ。あきらめて、がんばんなさい。
■ 男のために服を買う ■
”あれ? 髪、切った?” とは、たっくん。 けっこう、彼はね、気がつく、いい男、なのよ。ほほほほん。
”うん。昨日、切った” ”ふーん。失恋でも、したの?” ”失礼な! してないわよ”
けっこう、ありきたりの会話に、思えるけど、次のたっくんの言葉で、様変わり。
”いい加減、くさなぎ、あきらめたら? 芸能人だよ”
どうしてソコで、つよしくんの名前が出るかな? と、思ったけど、 そうなのよ、明日は、って、6/4のことですが、いいとも観覧なのですよ。 だから、じゅりちゃんが、美容院に行った理由を、たっくんは、わかったのです。
”いいじゃん。実在の相手だし。洋服だって、買っちゃおうかな”
そしたら、たっくん、びっくり。 なぜ、そこまでするのか? と、イスから落ちるギャグまで、披露です。 しかしながら、こちらこそ、びっくり。 どうして、そこまで、彼が驚くのか、皆目、見当がつきません。
”なんで、驚くの? 好きな男のために、服を買ったり、髪を切ったり。 そういうのは、当たり前のことだよ”
そしたら、たっくんどころか、隣の席の、けんたろうまで、大驚愕! あまりに、びっくりで、二人とも、そのうち、笑い出しています。
”なんで? たっくんの彼女は、してくれないの?”
今、たっくんに、彼女がいるかは、しりませんが、 今までの人生の中、何人かは、付き合った人が、いるでしょう。 しかし、どうも彼には、思い当たるフシが、ないようです。
”まずいよ、それ、愛されてないよ。普通の女は、そうするよ”
ダメじゃん、たっくん。それ、愛されてない。 好きな男には、かわいいな、って、思われたいから。 だから、女は、男に会う前に、服を買うんだよ。
かわいそうな、たっくん。30にもなって、そんな経験が、ないなんて。 がっくり、肩を落とす、たっくんです。
”ボクも、知らないですね〜”
まぁ、龍兄は、そういうことに、やる気、ないからね。 龍兄の場合は、してもらっても、気がつかない、って、ところですよ。
”木村さんも、好きな男に会う前とか、すまのコンサート前に、服、買うよね”
当然、とばかりに、うなずく、木村。 ほら、当たり前だよ。そりゃ、付き合って何年も、じゃ、ないかもしれませんが、 必ず、付き合った数だけ、最初はあるワケで。 だから、たっくんにも、付き合った人数だけ、機会は、あったのですよ。
”けんたろうなら、知っているよね”
もてもて君の、けんたろうです。彼なら、知っているハズです。
”うーん・・。知らないなぁ・・・”
なんと! けんたろうも、知らないの?? それって、おかしい。けんたろうまで、知らないなんて、そりゃ、おかしい。 いや、ちょっと待て。ひょっとしたら、気がついていない、ってことかしら?
じゅりちゃん、しばし、考える。 この際、やる気のない、龍兄は、除外したとしても、 たっくんも、けんたろうも、それなりに、女性と、つきあったことは、あるハズ。 その彼女達は、わたしと同じ、女です。 全員が、全員、そういうことをしない女だとは、考えにくい。
”男のために、服を買う”
ひょっとしたら、ですが、ものすごく、ムダなことなのかも、しれません。 気がついてくれなければ、意味ないですからね、ほんとに。
■ じゅりちゃん、補修グッズを買う ■
しかしながら、それでも、服を買いに行く、じゅりちゃんです。 でも、結局、服は、買いませんでした。 今回、つよしくんのために、購入したのは、ザ・化粧品。
シミが、隠せますよ〜、とか、顔色がよく見えますよ〜、と、薦められるまま、 シュウウエムラの、コンシーラーと、アイライナー、マスカラを購入。
”ふっ・・。補修グッズばっかり、買っちったぜ”
服ではなく、補正化粧品、というのが、年齢を感じる、屈辱です。 いつもは、いい加減に、している化粧ですが、 悔しいので、月曜は、フルメイクで、出社してみます。 たっくんが、気がついたら、やっぱり、ヤツは、かわいそうな男である、 と、結論付けて、うっぷんをはらそうと、思います。
大分、すまさんとは、関係ない話を、書いてきましたが、 でも、わたしの周りの男性と、歳が同じの、つよしくん。
彼は、サラリーマンじゃないけど。 でも、きっと、共通する部分は、あると、思う。
時折、ふっと、つよしくんも、そうなのかな? って。
そう考えると、けっこう、楽しい想像が、できたりして、うれしいです。
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