Juliet's Diary
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2004年04月24日(土) |
木村の悲劇 in らくーあ |
4/23は、当社の3ヶ月に一度の、全社合同会議にて、 地方営業所から、それぞれ、多くの所属長が、集まります。 前は、毎月、あったのですが、経費節減にて、3ヶ月に1度に、なりました。 まぁ、どこも、不景気、って、ヤツですね。 これらの会議の資料の作成も、じゅりちゃんの部署、業務課の仕事です。
そして、今回、おそらく、社長Jrの九州統括部長、通称、デ部長以外では、 最年少での、参加となる、広島営業所代表、立川主任。通称、たっちー。
おや、覚えていらっしゃいますか? そうです。つよしとらぶらぶ忘年会、などで、おなじみの、立川君です。
立川君は、つよし、社長Jr、先日の九州の、フランケン君と、同期で、 わたしの入社半年後に、新卒で、東京本社に、入ってきました。 が、入社、1週間後。急な、大阪支店配属辞令にて、 業務課配属だった、つよしを除いて、Jr、フランケンと共に、 あっというまに、大阪支店へ、行ってしまいました(笑)
その後、Jr、と、一緒に、広島営業所を新設し、 Jrが、九州支店デ部長になった後も、広島営業所に残り、現在、所長よりも、 広島を、よく知る人物として、広島営業所を、仕切っております。 そして、今回、広島所長が、親戚の結婚式、とかで、上京できず、 立川君が、代理で、合同会議に出席と、相成りました。
そういうワケで、4/23の、合同会議。まさに、入社以来、 9年ぶりに、彼は、東京本社のフロアーに、足を踏み入れたのでした。 っつーか、朝、出勤したら、わたしの机で、もう、電話してたけど(笑)
”新幹線の中で、必死こいて、資料読みましたよ”
と、せっかくだから、と、なぜか、前日夜、私用で、名古屋に立ちよったら、 うっかり、最終を逃し、予定外の、名古屋1泊を過ごし、 名古屋早朝発で、東京へ着いた、立川君。 彼が、会議で、どうだったか、等は、わたしには、どうでもいことです。
して、問題は、会議の後。 せっかく、はるばる、広島から、いらしてくださっているワケですから。 当然、歓迎会を、ということで、お食事会。 参加者は、わたし、たっくん、木村、けんたろう、そして、立川君です。 尚、けんたろうについては、200/04/17の日記、ぷっすま仲間と、エロ本仲間、 の、タマがタマだけに、の、彼です。
一行は、らくーあで、お食事。中華料理の、店でございます。
”へー、木村さんって、年上なんだ”
電話で、話すことはアレ、初めて会う、木村と、立川君。 立川君は、どちらかといえば、顔は木村さん系、性格は、吾郎様系。 もてないワケがなく、木村も、めろめろです。
で、集まった、この5人。偶然にも、すまメンバーと、年齢構成が、一緒。 木村とわたしが、昭和47年にて、2topと、同じ。 立川君が、吾郎様と同じ、昭和48年。たっくんは、つよしくんと、いっしょ。 けんたろうは、慎吾ちゃんと、同じ歳です。
”オレの高校の友だちが、稲垣吾郎と、中学の時、友だちでさ”
そういうワケで、立川君は、早い段階から、吾郎様を、知っていたようです。 お友だちに言われて、気になっていたそうです。
で、食事の話も、吾郎様の話も、どうでも、よくって(笑) 長い前フリですが、先に進みます。
”東京は、やっぱ、すごいな。広島には、遊園地がないんですよ”
と、ユースケさんも絶叫した、らくーあの、ジェットコースターへ。 木村と、けんたろうは、かなり苦手らしく、 わたし、立川君、たっくんの3人で、乗車です。
意外とですね、どきどきします。 席に着いてから、もう3人とも、興奮しておりまして、ちょいと怖い。
で、スタート。かたかた、かたかた、昇りまして。
”うぎゃぁ〜!! 高い〜!!!”
さすが、建物の上に、作られているだけ、ありまして、めちゃくちゃ、高度! 夜ですから。東京の夜景は、絶景だな! で、怖いんですよ。 おまけに、なんとなく、薄ら寒いのも、震えを助長します。
”ぎええええ〜!!!”
と、3人、大絶叫! 更に、メガネは、はずしてください、と、言われていましたので、 進行方向がですね、わからないのですよ、じゅりちゃんには。 立川君も、ぎゃーぎゃー、横で、騒いでいるし、 後ろのたっくんも、けっこう、うるさかったです。
人は、興奮すると、いろいろ、やりたがる。 勢いの乗って、一行は、次なるアトラクションを、物色。 そして、木村には、悪夢となる、13doors、というアトラクションに、到着。 そう、それは、オバケ屋敷で、ございます。
”じゅりさんも、行きましょうよ”
ヤだよ、わたしゃ。歩いて周る、オバケ屋敷は、大嫌いなんだ。 だって、途中でくじけても、自力で歩かなくちゃ、ダメなのですよ。 しかしながら、既に、行く気満々の、木村と、けんたろうは、しつこいです。
で、せっかくだから、と、結局、全員で、入ることに(笑) おもしろいことに、このオバケ屋敷。グループ制で、あるようです。 5人一組で、代表者が、名前を書いて、渡します。 社長の名前を、書いたれよ、ですが、立川君が、さっさと、提出しておりました。
”このカギで、ドアを開けて下さい”
どうやら、行く手には、ドアが13あり、それを開けて、次に進む、ということ。 自分で開けて入る、は、なかなか、怖いです。 もし、仲間内で、はぐれた場合は、カギ下の、非常ボタンを、押してください、 と、説明を受けまして、いざ、出陣です。 先頭は、立川君&木村ペア。その後ろに、けんたろう&わたし。 しんがりを、務めるは、たっくんで、ございます。
ぺっぴり腰の、木村と、わたし。 もう、ほとんど、立川君と、けんたろうには、お荷物状態です。
ドアを開けて、進む。 ”けっこう、カギあけるの、びびるよ” とは、立川君。 しかしながら、立川君も、いくつか、進むうちに、飽きてきたようです。
そして、悪夢・悲劇は起きる。いや、喜劇か?
とあるドアの前で、立ち止まる、立川君。 暗さにも、慣れてきた彼は、変化を、求めたようです。 そう、彼も、男。常に、新鮮さを求め、退屈を、嫌う。 そして、彼は、魔が差した。
”木村ちゃん、先に行ってみなよ”
後から聞きましたが、けんたろうは、その時、立川さん、やるな、と、 思ったそうですが、じゅりちゃんは、ぜんぜん、気がつかなかった。
そして、木村も、バカな上に、じゅりちゃんと同じ、女。気がつかない。 びくびくしながらも、うたがいもなく、立川君が開けたドアに、入っていった。 (しかし、なんで、そこで、入るかな? ゴネろよ)
木村が、先に進んだ途端、バタン!と、閉まるドア。 そう、立川君が、いたずら心で、閉めたのです。
”きゃー!!!!!”
ドアの向こうで、響き渡る、木村の悲鳴。 ドアを押さえて、笑う男、広島代表、立川君。吾郎様と、同年。
”ちょっと、やめなさいよ、かわいそうじゃん”
さすがに、オバケ屋敷で、それはない。 オマケに、その日は、ほとんど、他の客がいなく、貸しきり状態です。 いくらなんでも、かわいそうだ、と。
続く、木村の悲鳴。いつまでも、ドアを押さえる、立川君。 さすがに、木村の悲鳴が、5回を超えたくらいに、じゅりちゃんは、言いました。
”ちょっと、立川君! 度が過ぎるわよ、いい加減にしなさいよ!!”
実は、じゅりちゃん、半ギレ。 いくらなんでも、ふざけているには、ひどすぎる。 あれだけ、木村は、悲鳴を、上げているのに、いたずらにも、程がある。
しかし、じゅりちゃんの言葉への、立川君の返答に、全員、驚愕。
”木村さん、ドアを、押さないで!!”
ドアを押す、立川君。続く、木村の悲鳴。 ドアは、こちらから、押して入るタイプで、木村側からは、引く構造です。 しかし、半狂乱の木村が、ドアの向こうから、全力で、押しているようなのです。
”木村さん、押さないで!” ”ぎゃぁ!! ぎゃぁ!!!” ”押さないで、木村さん、落ち着いて、落ち着いて!!” ”ぎゃぁ、ぎゃぁ、ぎゃぁああぁ〜ぁぁぁああ!!”
立川君の声が、届いているのか、いないのか? 木村の悲鳴も、かなり、すざましく、通じているのかどうかも、わかりません。
全力で、ドアを押す、立川君。 しかし、女とはいえ、パニック状態の、火事場のクソ力には、 立川君も、かなわないようです。
”押さないで、ドアから離れて!”
しかし、事態は、そう、悠長なものでは、ありませんでした。
木村の悲鳴は、ますます、度を上げていきます。 それは、もう、聞いているこちらが、驚くほどに。 あまりに、搾り出すような、恐ろしい悲鳴に、 じゅりちゃんは、木村が、失神するのではないかと、思いました。
”木村ちゃん・・・、落ち着いて”
さすがに、マズイ、と、思いだした、男ども。 ちょっと、動揺気味の、立川君の後ろから、木村の同僚、けんたろうが、 いつもの、仕事のときのように、やさしく、ドアにはりついて、声をかけます。
”木村ちゃん、聞いてる? 大丈夫だよ” ”ぎゃぁ!!” ”木村ちゃん、怖くないよ、落ち着いて” ”ぎゃぁ、ぎゃぁ!” ”木村ちゃん、ドア押さないで、大丈夫だから” ”ぎゃぁ! ぎゃぁ! ぎゃぁぁぁああー!!”
立川君も、けんたろうの行動に、落ち着きを取り戻し、 やさしく、木村に、声をかけます。
ありえない。オバケ屋敷で、救助隊か? 貴様ら。 しかしながら、とにかく、木村を、落ち着かせなきゃ、という、ふたりの男に、 事態は、それほどに、深刻か? と、逆に、じゅりちゃん、身震い。
そして、木村の悲鳴は、ますます、ひどくなる。
わたしも、女です。 あれだけの、悲鳴をあげるからには、相当、木村は、興奮しているはず。 今までに、聞いたことがないような、まさに、身に危険が迫った、悲鳴。 ほんとうに、気絶するんじゃないかと、怖くなりました。
どれくらい、時間が、経ったでしょう? でも、きっと、それは、ほんの、数十秒の、出来事だったのでしょう。 やさしいく声をかけつつ、ほぼ、体当たりに近い感じで、立川君とけんたろう。 しかしながら、説得は、まったく、効果を得ず。 木村は、もう、狂乱状態。 男どもは、声は冷静に、しかし、完全に、焦っています。
”木村ちゃん、押さないで、大丈夫だから!!”
さすがに、もう、非常ボタンを、押すしかないと。 そう、じゅりちゃんが、思ったとき、木村の悲鳴が、途絶えた。
”木村ちゃん! 木村ちゃん!” ”あたし、押してない!!”
はっきり、聞こえた、木村の声。
”カギだー!!!!”
最後尾で、見ていた、たっくんが、叫ぶ。
なんと! 木村が、押していた、と、思ったのは、間違いで、 いや、途中まで、押していたとは、思うが、実際は、立川君が、 最初に、ドアを閉めたとき、カギが、かかってしまって、いたのでした(笑)
”立川君、カギ、カギ!!”
大慌てで、鍵穴に、カギを差し込むが、あせっているのか、 なかなか、開かないんだな、これが、また(笑)
”大丈夫だからね、すぐ、開けるからね”
と、けんたろうの、やさしい声かけ時間稼ぎで、 なんとか、カギを開けた、立川君。 そして、ドアの向こうでは、木村がうずくまって、泣いていたのでした。
”オレも、途中から、まずい、って、思ったよ”
とは、立川君。そりゃ、そうだよね。 あの悲鳴を、聞いたら、そりゃ、しまった!って、思うよ。
後ろから見ていた、たっくんは、おかしいと、思ったそうです。 男二人がかりで、押していた、そのドアは、上部で、ロックされていたようで、 押すと、反り返るように、なっていたそうです。
押しても、びくともしない、なら、気がついたかも、しれません。 しかし、反り返りの反動が、まるで、向こうから人が、押しているように。 そう、錯覚するような、反発力だったそうです。
でも、相手は、半狂乱とはいえ、女一人。 こちらは、男二人で、最後は、全力です。 いくらなんでも、勝てるだろ、と、冷静なら、気がつきそうですが、 そこが、パニック時の、怖いところ。
”なに気に、オレも、ドアのすきまに、指はさんで、怪我してるし”
夢中になっている内に、反り返ったドアと、壁の隙間に、手を挟んで。 立川君も、久しぶりに、東京まで来て、なにやってんだか。
軽い気持ちで入った、お化け屋敷。 しかし、出たときは、みな、ぐったり。 いい大人が、5人そろって、バカバカしいったら、ありゃしない、です。
場内は、安全のため、防犯カメラが、備えられています。 また、場内の音声も、外のスピーカーで、実況放送されています。
”落ち着いて!!” ”ぎゃぁぁあ!!!”
しかし、防犯カメラは、きっと、ドア手前の、我々側だけで、 木村側は、音声は拾えても、映像はないだろうから、 他の人も、監視員の人も、なんだか、わからなかったでしょうね。 もうちょっと、木村の悲鳴が、長引いていれば、さすがに、 係員の人が、飛んできそうな、感じで、ございますな。
いったい、なんだったのか? 我々は、もう、全員、30前後の、世の中では、いい大人だよな? なのに、なんなんだ、このザマは?
軽い気持ちで、立川君。無防備で、バカな木村。 東京のど真中で、救助隊。パニック木村の、壮絶な絶叫。 男二人で、全力で。でも、カギ、かかってる、っちゅーの。
バカだ、バカだ。おまえら、5人まとめて、みんな、バカだ!!!
ありえないって、ほんと。でも、きっと、このおかしさは、 実際に、その場にいないと、伝わらないんだろうな。 それがね、ほんとうに、残念です。
追伸
ぐったりしていても、まだまだ、宵の口の、午後9時。 立川君は、本日は、さいたまの実家に、泊まるため、時間はある。 気合を、入れなおしで、カラオケへ。 立川君は、お歌が、得意なのですよ。お客様だしね。
して、さんざん、歌って、さぁ、帰り道。 ”実は、Kのヤツ、病気なんですよ” 立川君が言う、Kさんとは、広島、在庫担当者の方で、28歳の、男性です。
”あら、大丈夫なんですか?” ”それは、当人に、直接、聞いてくださいよ。いっひっひっ”
どうやら、カゼとか、そういうことじゃ、ないようです。
”えっ? なに? ほんと、大丈夫なの?”
ちょっと、みなが、本気にしてしまったので、仕方なく、立川君、タネあかし。 広島Kさんは、尿結石に、なってしまったようです。
”それは、痛いよ〜。大丈夫なの?” ”うん、でも、直接、本人に、言っちゃ、ダメだよ。落ち込むから”
まぁ、デリケートな部分も、あるしね。 と、みなで、ひとしきり、話した後、木村が、わたしに、尋ねた。
”ねぇ、尿結石って、どんな病気? 性病?”
頼む、頼む。誰か、この笑いを、止めてくれ。 なんで、尿結石が、性病なんだよ。バカすぎ、木村。
”言っちゃいけない、恥ずかしいからって、言うから、性病かなって・・”
性病だったら、さすがに、立川君も、言わないよ。 と、言うより、本人も、周りに、そうそう、言わないよ。
”体の中に、石みたいのが、できるんだよ。ほんとには、固くはないし、 小さいけど、それが、体外に排出されるとき、とても、痛いんだよ”
そしたら、木村。
”ふーん。で、どこが、痛くなるの?”
まさに、全員、腰が砕けるほどの、驚愕の、お言葉。 そしたら、立川君、いつもは、紳士的な彼が、
”尿道だよ! 尿道! ちんちんだよ、ちんちん! お、を、つけても、いいぞ! おちんちん、だよっ!!!”
わかったけど、わかったけど、立川君。 なぜ、そこで、”お”を、つけても、いいぞ、なんだ(笑)
もう、頼む。ほんと、頼む。 誰か、誰か、この笑いを、お願いだから、止めてくれ。 このままじゃ、電車に乗って、帰れない。
と、いうより、今日の、この笑い。 ほんと、1年分くらい、笑って、わたしゃ、疲れたよ。
じゃ、立川君。 事の顛末は、きっちり、広島営業所にも、伝えてくれたまえ。 また、東京に、来てね。お待ちしております。お疲れ様でした。
追伸2
不幸中の幸い、で、ございますが、もし、立川君が、 木村に、カギを、開けさせていて、そのまま、持たせていたら?
ほんと、立川君の、いたずら心が、彼が、カギを開けた後で、よかったです。
追伸3
今日、おもしろいと、思った方は、下の投票ボタンを、押してください。 コレで、おもしろくないなら、さすがに、落ち込む。
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