Juliet's Diary
|HOME|Diary INDEX|past|will |sellection
”キムラクのドラマを、一度も見たことがないのは、人として、どうかと?”
と、ネットをはじめた頃、知り合いました、すまさんとは、まったく関係ない、 メル友さん(男・29歳)から、罵倒されて、早数年。 よって、グッド・ラックから、きちんと、見るようにしました。 これにて、木村君ドラマは、2本目と、相成ります。
結論から言います。 いわゆる、おもしろかったか、おもしろくなかったか。
おもしろくなかったです。
グッド・ラックの方が、数倍、おもしろかったです。 それは、自分の中では、かなり、明白な理由が、ございます。
初回から、多少、アレ? で、ございました。 初盤、数回も、つまんねー、でした。 でも、”人としてどうかと?” と、言われたからには、 これは、絶対に、見なくてはいけない、と、考え、 多少のガマンも、しながらですが、拝見致しました。
それに、いつかは、木村君ドラマだから、かっこよくなる、 おもしろくなる、という期待を胸に、見つづけていたのです。 まぁ、結果として、かっこいい、だけは、木村さんの演技で、満足しましたが。
ハル、という人物設定が、非常に、かっこうわるかったように、思えます。 勿論、仕事、ホッケーに夢中である、ということは、かっこうよかったです。 ひとつのことを、つきつめて、熱心に行う彼は、 実際の、木村さんのイメージとだぶり、とても、満足でした。
本格的に、ホッケーをしている方からは、いろいろ意見もあるでしょうが、 娯楽である、ドラマで、ということでは、実際とは違う、ということも、 多々あると思いますし、ここらへんは、専門家でもないので、省きます。
ただ、素人からすると、とてもハードなスポーツで、 かつ、とても、おもしろそうなものだと、思いました。観戦が、ですが。
で、なにが、かっこうわるかったか、と、言いますと、 ハルという人物が、非常に、幼い思考回路を持っている、ということです。
”恋愛はゲームだ”
確かに、そういう男は、いるでしょう。 ただ、そういう主人公には、非常に、共感しにくいもので、ございます。
まぁ、話の流れとして、そういう男が、ひとりの女性を通し、 価値観が変わり、人にストレートにぶつかっていける、という話なのでしょう。 が、そのワリには、竹内さん演じる、アキという女性も、魅力がなかったような。
ハルの、女性に対するあの心情は、ホッケーという過酷さから、来るものと、 そして、母親の影響も、あるようです。
もし、ホッケーの過酷さから、ということであれば、 恋愛はゲームだ、ではなく、女性とは、お付き合いをしない、 という選択も、あるように思えます。
ハルは、まわりの人間を、大事に考えてないと、思います。 はっきり言えば、とても、自己中心的な人間と、思われます。 付き合わない、ではなく、ゲーム感覚で、つきあうでは、そう考えてしまいます。 その時点で、なんだコイツ、という感じは、ぬぐえません。
また、母親の影響、ということも、あるようですが、 そのわりには、母親の話は、たった1話。 それも、他の回では、話題にすら、ならないことです。 ただ、あの1話で、最後に見せた、母親との、最後の別れのシーンなどは、 木村君、すごく、いい演技だな、と、感嘆したものです。 そういう意味では、非常に、いいエピソードだったとは、思うのですが・・。
それから、初盤の、1話完結型に近い、仲間内のお話。
ハルは、そのあまりの熱心さから、時には、仲間からも、孤立してしまう。 そこらへんは、かなり、いい人物設定で、魅力的です。
仲間を大事に思いながらも、(ここらへん、女性への感情とは、違うようです) 非常に、厳しい姿勢で、ぶつかっていく。 そして、それが、誤解を生み、孤独を背負ってしまうが、 逆に、ソコの部分で、信頼もされている。
こういうところは、とても、男らしく、そして、やはり、 木村さんのイメージと、だぶったりもしますし、 また、木村さんも、孤独を感じながらも、それを曲げない! という、 孤独と隣り合わせに、生きてきた男、って感じの演技が、よかったと思います。
でも、なんで、1話完結型かな? 連続ドラマなんだから、いろいろなことが、同時進行でも、よかったと思います。 だからこそ、ストーリーに、厚みもでると思います。
なんで、1話完結型に、したのかな? 1回での中で、問題が起こり、それを、解決していく。 それも、週代わりで、それぞれに、問題が起きる。
市川さんの演じる、相手を妊娠させちゃったらしい、話。 ヤマトさんの、過去のお話。 名前忘れちゃったけど、おちゃらけキャラの、退部寸前話。
わたしは、水戸黄門かと、思ってしまいました。 これにて、一件落着、って感じで。
おまけに、同時進行にすればよかった、と、書きましたが、 ぜんぜん、本編に、関係ない話、ですね、コレ。 これじゃ、同時進行は、できませんな。
おもうのですが、これでは、”次回、どうなるのかしら?” という期待を、 視聴者に、抱かせることが、できません。 せいぜい、予告を見て、”来週は、こんなことが、起きるのね!” くらいです。
多分ですが、出演者の多さと、豪華キャストにより、 1話くらい、その人中心のお話を、ということなのでしょうが、 ここで、くじけた視聴者は、きっと、数多し、という気がします。
ちなみに、当社の木村も、ここで、くじけてました。 木村FANでありながら、”つまんない” と、つよしFANは、びっくりです。 ただ、木村さんは、多くのドラマに、出演されていますから、 木村FANは、目が、肥えてしまっているのかとも、思いましたが。
竹内さん演じる、アキにも、疑問です。
”わたしは、フツーの女なの”
ほんと、普通の女性でした。 なので、ハルが、彼女に引かれたのは、”古き良き時代の女” という、 キーワードが、あるようですが、じゃ、本気になったのは?
多分ですが、その、決して飾らない普通さと、そして、帰りたくなるような場所、 という、安心感が、ハルを本気にさせたように、思います。
母親に捨てられた喪失感と、仲間内からも、時には、孤独を感じ。
でも、いつでも、オレを、待っていてくれる人がいる。
多分、そう思えることは、スポーツマンには、必要なのでしょうね。 勿論、そうでない人にも、とても、大事なことです。
できれば、ハルが、どうしてアキに、本気になってしまったか? そこらへんを、もう少し、丁寧に、描かれていたら、と、残念に思います。
ちょっとね、印象が薄いのですよ。 なんとなく、情に流されちゃったの? って、感じで。 多分、今まで、つきあった、ゲーム感覚の女性と、アキは違ったのでしょうが、 そこのところも、特に説明もなく、どうなのよ、って、感じです。
そして、最後ですが、アレは、アレで、いいんじゃないかと(笑)
だって、月9だから! 木村君ドラマだから!!
ハッピーエンドじゃなきゃ、意味がない! 木村君が、かっこうよくなって、帰ってきて、また恋をする。 待っていたワケじゃないけど、アキは、結局、古き良き時代の女、って、ヤツ。 いいじゃん! って、感じです。
そういうワケで、プライド。 脚本上に、かなりの、疑問を抱きまして。はっきり言えば、おもしろくなくて。
でも、要所、要所で、木村さんの、とても、いい演技も見れましたし、 なにより、かっこいい! で、ございましたから、 自分としては、ソコの部分だけは、とても、満足しております。
じゃ、木村さん、次回作、期待しております。 お疲れ様でした。GOOD LUCK!!
|