Juliet's Diary
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2003年09月20日(土) |
だれかの、ということ |
非常に印象的なメールを、もらったことがある。 どうして、そういう話になったかは、忘れましたが、とても、驚きでした。
その人は、すまっぷのFANになって、よかったことのひとつに、コレを上げている。
”普段は、誰々さんの奥さん、誰々ちゃんのおかあさん。 でも、すまっぷFANの中では、そういうことに関係なく、個人として、いられる”
それが、うれしく、楽しいのだと。 独身であるわたしには、よくわからないので、母親に聞いてみた。 確かに、少し、そう思ったことは、ある、ということだった。
誰々さんの奥さん、ということは、ご近所や、ダンナの会社の人の前。 誰々ちゃんのお母さん、というのは、幼稚園や学校の、付き合いか?
そこに、個人の趣向が、入ることは、それほど、ない。 ある程度、しがらみがあり、自分ひとりで、好き勝手も、できはしない。
勿論、会社も、そうです。 嫌いな人でも、うまくやっていかねば、ならない。 ただし、そこには、給料という、お金が動いている。 もらう給料と、その他のバランスを考えて、どうしてもイヤなら、辞めればいい。
すまっぷFAN、というのは、完全な個人の、付き合い。 ヤダな、と、思えば、付き合いを、やめたとて、なんら、問題はない。 気に入らない、ということであれば、その人との、付き合いをやめればいい。 他にいくらでも、FANの人は、たくさん、いる。 その中から、また、気のあう人を、探せばいい・・・。
先ほど、彼女のCMを、初めて、見た。
ずっと、思っていた。 彼女も芸能人であり、それなりの才能を武器に、仕事をしている人だ。 けれども、最近は、どうしても、○○さんの奥さん、ということでしか、 評価を受けていないような、気がする。
私生活も、芸能人の、評価のうち、とするなら、それも、いい。 結婚してから、よくなった、好きになった、ということも、あると、思う。 結婚による、なんらかの影響が、その人にあったのかも、しれない。
だが、彼女の場合、ソレだけ、という気がして、ならない。 もともと、それほど、好きではない、タレントさんなので、 独身時代のことは、ほとんど、知らないので、恐縮ですが、 けれども、ある程度は、人気があったのでしょうから、 それなりの才が、あったはず。 歌が好き、という人の話を、数人から、聞いたことがあります。 そういうことで、彼女を評価していた人も、勿論、いらっしゃるはずです。
本当に、誰々さんの奥さん、というだけの評価で、いいのでしょうか? それも、芸能人という、自分の才能だけで、勝負をする職場で。
それとも、これは、偉大すぎる伴侶を得たものの、宿命なのでしょうか? 女性に限らず、世の中には、誰々さんの夫、と言われる人も、いらっしゃいます。
その個人を見ての、評価ではない。 それは、彼女にとって、本来なら、喜ばしくない、結果と、思います。
今は、あきらめているのかも、しれません。 しばらくのうちは、仕方がないと、思っているのかも、知れません。 悔しい気持ちを秘めて、画面の中で、笑っているのかも、しれません。
できることなら、彼女自身の、魅力だけで。 そのご主人のFANである、わたしにとって、願うことです。
ご主人は、特に、それらについて、発言は、ないようですが、 でも、自分のせいで、彼女の魅力が、世間にダイレクトに、伝わらないことを、 申し訳なく、思っているかも、知れません。
・・・・・・・。 いろいろ、言ってみましたが、ひとつだけ、危惧することも、あります。
誰々さんの奥さん、と、言われ、自分の評価と、勘違いし、 喜ぶ女性も、世の中には、確実に、いる、ということです。
願わくば、彼女が、そういう女性では、ありませんように。 自分の才能を信じ、そして、勝負をかけることを、 あきらめていない女性で、ありますように。
”誰々さんの、というだけではない、時間を持ちたい”
そう、言った、知り合いの、すまっぷFANの方。 彼女は、自分の魅力だけで、周りを魅了し、そして、信頼されている。 自分にとっても、とても、信頼できる、大好きな方。
あの彼女を、テレビで見かけると、 その、すまっぷFANの、彼女の言葉を、思い出す。
”それで、いいのかっ!!!”
笑顔が、悔しさを、バネにしたものなのか、それとも、本心なのか? そして、その画面を、見ているであろう、ご主人の心中を、考えながら。
願わくば。願わくば。
追伸
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