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2003年05月24日(土) 謎の下宿人

side street の yokoさんのお誘いで、吾郎様の舞台を、観劇いたしました。

はっきり、言いましょう!
吾郎様が、見たいのか? それとも、yokoさんに、会いたいのか?
それは、もう、じゅりちゃんマニアの方なら、ご存知ですよね。

もう、いそいそと、準備をし、行きの電車の中では、
なにを、お話しようか? 真剣に、予行練習を、致しました。


去年の、オーラス時に、初めて、お会いしたとき。
緊張してしまい、あまり、お話が、できませんでした。

”また、来年・・・・”

最後に、交わした約束より、少しだけ、早い、再会。
それは、吾郎様の活躍を、意味するものでした。
ほんとうに、うれしい限りで、ございます。




”サインしてください・・・”

懲りない、わたしだね。パンフレットを、買ったのは、そのためさ。
でも、やはり、吾郎様のお写真に、yokoさんの、サイン・・・。
それは、わたしにとっては、宝物。

幕間に、頂いた、その、サイン。

”見て! 吾郎ちゃん!
yokoさんに、サイン、もらっちゃった! いいでしょうー!”

思わず、そう、声を、かけたくなる。
yokoさんに会って、吾郎様の仕事を見て、サインもらって、また、吾郎様・・。
こりゃ、最高の、一日だと。
すばらしい、yoko&吾郎様デーだな、と、感激、致しました。



ここより、多少ネタバレ、吾郎様の舞台感想。


不思議な、役どころだなぁ、と。
ものすごく、浮いている。なじんでいない。
最初は、吾郎様が、ヘタッピなのかと、思ってしまう。
一体感が、みえないのです。

でも、気がつくと、もう、幕間。
真剣に、見ていたようです。


少しづつ、舞台が進む。
次第に、吾郎様が、あの中に、溶けてゆく。

でも、決して、一体感のない、その存在。


そして、最後に。

”あぁ、そういうことか・・・”



町田青年以外にとって、あの空間は、あたりまえの日常。
でも、町田青年にとっては、捜し求めた、場所。
だから、彼は、その空間の、最初からの、作成者では、ない。
あくまでも、そこへ、突然、飛び込んできた、人。


戸惑いながらも、楽しみを見つける、彼。
それでいて、マイペース。

”縁日、行かない?” ”日焼けするから”
なんて、言っておきながら、”夕方は?”


最後に、ぜんぜん、ナゾじゃない、町田青年の、過去。
”ハタから、見てれば、そりゃ、楽しそうに、見えるでしょうよ”



主役なのに、ぜんぜん、脇役的な、町田青年。
やっと、意味が、わかる。

彼の一ヶ月。
それは、彼にとっては、異文化の中への、逃避行。

日の出荘を、出た彼は、またきっと、普通の生活に、戻るだろう。
でも、精神的には、前と、違う。
心の中に、あの異文化への、ノスタルジーを、秘めながら。



吾郎ちゃんが、あの中で、ひとりだけ、浮いて、見えた、その理由。

最初は、吾郎ちゃんって、演技、へたっぴ?
と、催眠とか、陰陽師とか、見てたくせに、思ってしまった。

でも、話が進むにつれ、少しづつ、溶けてゆく。
しかし、決して、同化しないのは、彼が、そこ本来の、住人ではないから。


それが、脚本による、よさなのか、それとも、彼の演技力なのかは、
じゅりちゃんには、よくわからない。そこまで、彼を、よくしらない。



3回目のコールで、ひとり、舞台へ。
その姿は、町田青年でなく、稲垣吾郎。

舞台上を、ばたばた走り、屋根の上で、セリフを叫ぶ。
しかし、気管に、ツバでも、つまらせたか?
ひっくりかえるような、それも、大きいとは、言いがたい、声で。
本人も、キャストも、客席も、異変に気づき、大笑い。
その時の、若干の、テレ笑いは、吾郎ちゃん。


あぁ、吾郎ちゃんじゃなくて、町田青年なんだ・・・。


同じ人なのに、他の人のように、思える。
役者さんの、すごいところ。同一人物が。別の人に。
一枚板の上で、同じ時間に、別の人。




”おもしろかったなぁ〜・・・”

いつまでも、いつまでも、拍手をしていたい。
でも、じゅりちゃんは、稲垣吾郎を、全身で、感じ取れたとは、言い難い。


舞台中。となりに座っている、yokoさん。
真剣に、吾郎様のお仕事を、みていらっしゃいました。

”つよしくんを見ているとき、自分もこういう顔を、しているのだろうな・・”



”おもしろかった。たのしかった。吾郎ちゃん、よかった!”

でも、きっと、きっと、彼には、まだまだ、魅力が、あるはず。
じゅりちゃんが、見えていない、吾郎様の魅力。
となりに座っていた、yokoさんには、見えている、その魅力。


”あぁ! 吾郎様の、次のお仕事、はじまらないかな!”

早くも、期待に、胸を、ふくらませて。




”もっと、彼のことが、知りたい・・・”

容姿だけに、興味があるワケじゃ、ない。
知りたいのは、彼の、人間としての、魅力。仕事人としての、実力。


多少は、わかっている、つもり。
でも、その先のことは、つよしくんほど、思いがまわらない。
思いに、差があるのは、仕方がない。
比べることなど、出来ないほどに、吾郎様と、つよしくん。


でも、やはり、観る前より、興味が、でる。
”吾郎ちゃんの、次のドラマとか、はじまらないかなぁ・・・”




お誘い頂きまして、ほんとうに、ありがとうございました。
吾郎様の魅力を、わたしに、教えてくださるのは、
やはり、いつでも、あなたであると。


”じゅりさんに、見てもらいたいの!”

たった、数十センチの差なのに、座る席で、譲り合い。



一度だけ、観劇中に、yokoさんの、横顔を。
やはり、外側の席で、よかったな、と。

yokoさんの、視線の先に、吾郎様。

その目で、見るものを、わたしも、見てみたい。
yokoさんが、見ている、その吾郎様の魅力を、
わたしなりの、視線で、探してみたい。
つよしくんと、同じくらい、吾郎様を、知ってみたい。


吾郎様の、ピースを、今日、ひとつ。
yokoさんから、贈られた、そのカケラ。

いつの日か、つよしくん程では、なかったとしても。
わたしなりの、稲垣吾郎を、探してみたいと、思いました。


今日は、お誘い、ほんとうに、ありがとうございました。
次は、もうすぐの夏に、また、お会いしましょう。


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