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2003年01月14日(火) 僕の生きる道(第2話)

放送前に、先週分を、見返しました。
2回目ですから、落ち着いて、じっくり、見れました。

矢田さんに、傘を差しかけながら、食事に、誘う。
思い切って、言ってみたけど、彼女が返事をしないので。
あの表情は、なんとも、形容しがたい。

不安げ、でも、ない。自信なげ、でも、ない。
そんな表情は、思い切って言ってみた人なら、ダレでも、する。

でも、あのつよしくんの表情は、更に、プラス・アルファが、ある気がする。
それが、なんであるのかは、漠然として、よくわからない。
失態に対する、後悔なのか。傷つきたくない、か。ボクなんか、という卑屈さか?


”ボク、なんの、病気ですか?” ”不公平ですよね”
”いつまで、悩んでんだ!” ”なーみだくん、さよなーら”

どの表情も、最初に見たより、とても、考えられていたものだった。


そして、やっぱり、最後の、カップヌードル・カレー味を、食べながら。
それと、”ほんとは、ビール、飲んでいたんです” の、後の、ニヤッ。

たった、1時間で、こんなに、役者くさなぎつよしが、つまっていたとは。
今度から、ちゃんと、2回、見るように、致します。



そして、どうやら、自殺未遂な、第2回目。
楽しみで、楽しみで、数日前より、どきどき、しておりました。
(いえ、自殺未遂、が、待ち遠しかったワケじゃなくて、
彼の、どんな演技が見れるか、わくわく、していたのです)


投げやりな気持ちが、彼を、大胆に、させる。
一度、飛び越えたハードルは、元来、胸に、溜めていたことだけに、
あふれるときは、立て板に、水のごとく。
すっきり、したね。得意だね。みんなにも、ほめられて、上機嫌。

’あ”ーっ!’

自分の死体に、現実に戻される。その落差への、叫び。
あの表情も、普通じゃ、なかった。役者、くさなぎつよし、だった。


”たのしい?” ”たのしい・・”
自分を諭す、担当医の話を聞いて。

どれも、これもが、考えに、考えられた、演技だと、思う。
ちょっと、こちらの想像を、軽く越えられしまた、演技。
プロって、すごいな〜と、思ったり、する。


母親と、電話で、話す、シーン。
撮影時、相手役がいない、一人芝居だと、思われる。

聞こえないのに、音声なんか、なかったのに。
でも、つよしくんの表情から、母親の声が、聞こえてくる。
一人の人間が、ふたりの人間を、表現している。

聞こえない声は、見ている人が、想像する。
つよしくんは、それを、誘導しているだけ。

あれって、絶対、難しい。ちょっとでも、テンポがずれたら、
こちらの気持ちの盛り上がりが、くじけてしまいそう。
でも、しっかり、つよしくんに、誘われるままに、ついていってしまった。

”生まれるって、生きるって、親の愛情って、大切なんだな” って。


つよしくんの演技も、とても、よかったけど、
でも、それ以上に、誘われて、引きずり込まれて、話の中へ。

役者って、すごい。見ている人を、操れるんだね。
今までも、あったと思いますが、でも、自覚したのは、これが、初めて。

役者、くさなぎつよし。

しっかり、1時間。彼に、操られ、踊らされてしまいました。
そして、来週まで、心の中に、居座られている。
けっこうね、先週、1週間。考えまくって、いたんですよ、つよしくん。

いやいや。脱帽です。



追伸

と、いいつつも、”おほっ” と、いう、不謹慎なことも、考えたり、致します。

乗っかったホステスさんの、腰に手を回して。
おいおい、うらやましー。体勢じゃ、ないですか?
そんなふうに、ちゅよしくんを、挑発、してみたいよ。ひひ。

オマケにですね。あの、ベットで寝てる、ホステスさん。
連れ込んじゃったの? 連れ込んじゃったの? ねぇねぇ?

既に、胃が、おかしくなっているのか、飲みすぎか?
吐きつづけた後、彼女の足元に、不気味に、立つ。


”ええ〜? どうするの、つよしくん! いくの? いっちゃうの?”

いきなりの展開に、じゅりちゃん、そこだけ、違った、大興奮!
もう、つよしくんの、初シーンかと、思っちゃった。それも、ちょっと、襲い系。


”健康の秘訣は、エッチなことを、考える”

そうですよね、つよしくん。
いくら、崇高なことを、考えてたって、所詮、生身の人間。
煩悩からは、離れられないと、それも、思い知らされた、一瞬で、ありました。


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