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2003年01月12日(日) 情熱大陸

ちょっと、言葉にならないほどに、集中した。
30分番組だが、1時間くらいの内容を、感じた。

みなさんは、どうでしたか?
つよしくんは、かっこいい、ですか? ステキ、ですか?
わたしには、重くて、重くて、しばし、放心状態、でした・・・。



”もっと、密着しないと、ムリだよ、つよしは。
メンバーのオレでも、あと、4枚くらい、ドアがあるような気がする”

まさかに、木村さんの言葉を、そのまま、受け取るFANは、いないと、思う。
”あと、4枚、”は、木村拓哉、が、感じる、距離感で、
おそらく、他の人なら、40枚くらいに、感じられると、思うし、
その目で、木村拓哉と、くさなぎつよしを見れば、
隔たりなど、ないように、思えるだろう。
情の深い、木村さんならではの、発言と、思いました。


”察してくれるの。なんか、あった? どうした?って。すごいよね。
で、そうこられると、オレも、わーって、吐き出しちゃう”

それも、やはり、香取慎吾と、くさなぎつよしで、あるからと、思う。
絶妙なタイミングで、ぴたりと、当てる。
さすがに、エスパーじゃないでしょうから、他の人には、そうそうできまい。
でも、慎吾ちゃんには、そう、見えるのでしょう。
言葉にしなくても、わかる、と、いうこと。


”メンバーのことは、だいたい、わかる”

それを言う、つよしくんは、恐ろしいほどに、自然だった。
そう、言い切れる。迷いも、よどみも、なく。
それは、それで、すごいことだ、と、驚く。

自分の、身の回りの人を、わかる、って、言い切れるか?
わたしは、言い切れない。
わかっているとは、思うが、でも、あそこまで、ナチュラルに、言えない。
余程の自信が、あるのか、それとも、ノー天気、なのか?

あまりに、密な関係のSMAP。
想像はしていたが、それを、はるかに超えた、集団、の、よう。



ソウルの寒空の下。今年は、特に、冷え込みがキツイらしい。
襟元の開いた、あの衣装で。よくもまぁ、耐え切れるものだ。
わたしなら、1分と、耐えられない。骨が痛くなるような、寒さ。


”エンターテイメントとして、仕上げる”

韓国語を、勉強している人は、大勢いる。
外国語を、習得しようとしている、芸能人も、大勢、いるでしょう。

しかし、それを、人に、見てもらう、と、いうこと。

わたしは、逆に、同じ、韓国語を勉強する身であるから、それに、気をとられ、
根本的なことを、見失っていたらしい。

”ちょなんかん、で、あると、いうこと”

それは、韓国語能力、うんぬん、とは、また違う、彼の能力と、努力。
気づいてはいたが、今日、はっきりと、思い知らされる。



”ここ、なんの、お店なんだろう・・・”
”六本木って、すごいよね”
”大学・・。うん、そういうふうに、思うときも、あった”

ナレーション通り、SMAPであることに、全力を捧げ、走ってきた。
時には、同年代の生活を、うらやむことも、あっただろうし、
仕事、仕事、で、投げ出したくなるときも、あっただろう。

それらを、全て、あきらめてきた、捨ててきた。
やってみたかったことを、してこなかった。

”28年も、生きてきたのに・・”

いや、そうかな?


普通の人なら、後悔するかもしれない、その、捨ててきたもの。
しかし、彼は、絶対、後悔していない。
一抹の、さみしさを、感じる時は、あるかもしれないが、
だからといって、それを、後悔していない。


”職業は、SMAP”

タレント、でもない、アイドル、でもない。

”スマップ”

スマップなんて職業は、ありえないが、それでも、そう言える。
ここまで、やってきたんだ、という、その自信。
だからこそ、彼は、捨ててこれたのだと、感じる。

”休みたいとか、思わない”

今、自分がやらなければ、いけないこと。
したいこと。そして、それを、させてもらえる、幸せ。
どうしようもなく、すごい人だと、感じてしまう。



”みんな、そうでしょう? 顔には、ださないでしょう”

「仕事だから・・・・」

それが、出来ない人は、大勢、いる。
自分も、そのひとりだ。


ガツン! と、きた。
今まで、つよしくんの、なにを見ていたんだ、と、自分に、ハラが立つ。

28歳。わたしより、2歳、年下。
でも、ぜんぜん、前を、走っている。
社会人として、ものすごい前を、走っている。


”言ってくれる人が、いないからね。自分で、ちゃんとしないと・・・”

そうなんだよ。わかっているんだよ。
でも、どうして、ほんと、よく、身につけられた。
わたしなど、そういうことで、自分がほんと、イヤになっているのに。


”仕事をしている、つよしくんが、好きだ”

確かに、わたしは、先日の日記で、そう、書いた。
しかし、そんなのは、一般的な言葉を、
なんとなく、使っていたに、過ぎないじゃないか。
わかってなんて、いなかったんじゃ、ないか!


涙が、でた。

睡眠不足で、肌が荒れちゃった、とか、パジャマ、も、うれしかった。
でも、それ以上に、くさなぎつよしの、仕事に対する、姿勢が見れて、
ほんとうに、良かった。



NTTのCMで、きゅきゅきゅ、っと、方向転換し、中居さんに向かって、走る。
全力で、そして、挑戦的な、笑顔で。

このドキュメントの放送中、つよしくんの表情は、常に、穏やかだった。


しかし、わたしには、見える。

”SMAPが解散したら、普通に、会社にでも、勤めるのかと、思っていた”

そう、思っていた、過去を捨て、方向転換し、未来に向かって、走る。
全力疾走で、ありながら、その表情は、
今を、真面目に、楽しみ、そして、自分の未来に、挑戦する。
そんな彼が、穏やかな顔の裏に、見えてならない。



−仕事がなくなる不安−

”あるよ!” と、短く、答えた、彼。


いい、危機感だと、思う。
決して、おごらない。現状に、甘んじない。酔っていない。見失っていない。

だからこそ、彼は、向上、していく。


非常に、内容の濃い、30分。
あまりに、重く、考えさせられる。

落ち込みもするが、でも、活力も、沸いていくる。
明日からの、わたしは、きっと、昨日までと、ちょっと、違う、ハズ。
くさなぎつよしに、影響されて、きっと、違う、ハズ。


”自信、時々、あるよ。自信、だせ、自信、だせ、って、言うの”


くやしいかな? 年下のオトコに。

しかしながら、

”くさなぎつよし。ほんと、いい、オトコだ”

これからも、走りつづけるあなたを、見続けようと、
心に誓った、30分で、ありました。


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