Juliet's Diary
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2002年12月02日(月) |
すますま(虚像の向こうに) |
ナニを書き留めたらいいか、わからないほどに。 後半へ行くに従い、つよし度up。 それも、どかーん! というのではなく、ひたひたと、包み込まれるような、 そんな、つよし波が、まわりに、きた。
ビストロ。
”50対49ぐらいで、木村さん。49は、くさなぎさん”
えっ? 49で、つよしくん? わたしは、木村さんの料理が出た段階で、 ”今日は、もう、絶対、勝てないな” と、思っていましたので、まさかに、そんなセンまで、いっていたとは・・・。
顔に、ゆび模様で、粉の後がついている、つよしくん。 指摘されるまで、気がつかず、そして、手のひらで、こする。
あぁ、今日は、なんだか、例えようがない。
ID 勢いよく、慎吾ちゃんに止められ、肋骨と肺に、どんっ! と、響く音。 不機嫌そうな顔で、”くさなぎつよし。出演者ですよ。ボク”
”生まれた日の、曜日は?” ”はっ?”
慎吾ちゃんの、反応からすると、おおよそ筋書きは決まっているが、 細かいことは、被験者(今回は、つよしくん)には、知らされてないのだろうか?
”じゃ、月曜日” ”合ってますね〜” 微妙な空気が流れる、しんつよ。当てちゃうかね? 1/7の確率で。 笑いあう、しんつよ。ふふふのふ。
CMの曲に、ぎこちなく、そして、多分、モニターを見ながらの、再演。 泳いでいる目と、最後の最後で、ちょっぴり、笑顔。 急なフリに、ついていけていない。
”コントやトークの時は、できないんですよ” それは、どうしてだ? と、思わず、聞き返してしまいますが、側宙。
得意分野に、ものすごい、真剣。アキレス腱も、伸ばしちゃいます。 飛び込む前の、よーし! な、表情。背中も見せて、どうだ!
”みたよね! みたよね! 側宙!” 懸命に、自分の成果を、アッピール。でも、顔は、慌てている。
”タレントなんて、虚像だよ”
えぇ、昔は、わたしも、そう、思っていました。 偽りの世界で生きる、アイドルって、ナニ考えて、生きているんだか、です。
でも、それは、くさなぎつよしに出会って、覆された。
自分を向上しようと、努力する。 人気のない時は、苦しんだり、もがいたり、苦悶する。 イヤな仕事も、与えられるだけ、幸せと、がんばる。
無論、我々が、目にするのは、タレントくさなぎつよし。 演じている、よくみられようと、カメラを意識している、彼です。
でも、それは、我々だって、同じ。 日常の中で、人によく思われたくて、少しだけ、ムリをしている。 そして、それが、全て、うまくいっている人は、ほとんど、いない。
特に、バラエティーが、多いからでしょうか? カメラは、くさなぎつよしのためだけに、回っているのではない。
思わず出てしまった、本音や、うっかり、素の自分。失敗。 それらは、彼の都合だけで、カットされることは、ほとんどないでしょう。
ずっと、見続けている。 それは、普通の友達より、真剣で、ひとつも、もらすまいという、FAN視線。 いくら、彼が、どんなに名役者でも、この視線の網からは、逃れられない。 少しの隙も、許さない。少しの変化も、見逃さない。
だからこそ、見続けていると、見えてくる。 タレントの顔の向こうに、彼、本人の顔が、少しだけ、見えてくる。 そして、年月が経つごとに、彼個人の、成長も、見えてくる。
白いセーター。黒のパンツ。そして、黒の大きめのバック。 普段を、感じさせる、その服装。それも、重要な、こと。
お歌のイントロでの、切なげな、表情。 自分の番宣なのに、言葉が途切れてしまう。
カメラの前、ですが、どうして、彼が、そうしたのか? ナニを考えて、その表情に、なったのか?
何気なく、顔についた、粉を、こする。 不機嫌な表情の、演技。 慎吾ちゃんとの、微妙な笑いあい。 得意分野への、真剣な表情。気合。 自分の成果への、執拗なアッピール、認めてもらいたい。
それも、彼の演技ですが、彼個人の人格の中から、生まれてきたもの。
次のドラマのCM
演じることで、彼の中に、もうひとつの経験が、価値観が、芽生える。 そして、演じている、その役も、 彼個人の中から、生まれた、もうひつの人格で、彼の分身。
今日は、いろいろで、たくさんの、くさなぎつよしに、出会えました。
それは、刺激は少なくとも、ふわふわとした、心地よい、感覚。
今、わたしのまわりには、断片的では、ありますが、 たくさんの、くさなぎつよしの、ピースがある。
今夜は、それを、ひとつひとつ、つなぎ合わせて、 タレントくさなぎつよしの、向こうにいる、彼を、探してみようと、思います。
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