Juliet's Diary
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2002年07月10日(水) |
あなたは、歌えますか? |
先日、我妹といっしょに、親戚の家へ行く機会がありました。
”ねぇ、おねーちゃーん。つよしくんの歌、おしえて〜”
まったく、頼み事があるときだけ、ねーちゃんかよ。 まぁ、今回は、内容が内容なだけの、姉であるわたくしも、 ”うむ、しっかり、励みたまへ”と、力強く、答えてやりました。
片道1時間、往復2時間の、教習です。 妹は、暗記に励むため、助手席で。 わたくしは、運転は1年ぶりの、あやしいドライバーに、変身です。
ちなみに、妹の韓国語学習暦は、ゼロ! おまけに、SMAPなぞ、どーでもいい人でありながら、ナゼでしょうか? 理由は不明ですが、にわかチョナン教室車は、よたよた進む。
メロディーですが、これは既に、わたしが大音量でヘビィーローテション、 しておりますので、隣室の彼女も、習得済み、のようです。 それに、”けんちゃなよ”や、”かむさへよ”など、 つよしくんが、繰り返しているところは、先に覚えてしまっていたようです。
まずは、最初の、長い!、と、妹が言う、箇所を、わたしがゆっくり、言ってあげます。 無論、妹は、バカツラを下げながら、オウムのように、繰り返します。
ひとつの文章が言えるようになると、すぐにチョナン先生と、合唱。 さすがに、チョナン先生の言葉は早いようで、やや苦戦気味。 なんども、その箇所だけ繰り返し、少しづつ、前に進みます。
そして、オウム⇔チョナン先生との合唱、を繰り返しながら、 1番は、なんとか、クリア!
うかれて、チョナン先生と合唱する妹に、 ”もっと、でけー声で、歌いやがれ!” と、スパルタ姉は、気合を飛ばします。 すると妹は、腸が飛び出すほどのやけくそで、歌います。
”ふっ・・・。そうさ、それで、いいんだよ。 覚える時には、大きな声でやらなけりゃ、なかなか覚えられないのさ・・・”
そっと、涙をぬぐう姉。 しかし、ひさしぶりの運転と、妹の発音強制に気を取られ、 何度か、ブレーキを踏むのが遅いと、注意を受けました。あぶねーなー、です。
そして、帰りの車の中。
なんと、2時間かかっても、覚えられんベー、と、思っていたら、 総合計、約1時間半で、完唱!
さすがに、妹も、ガッツポーズが飛び出す、その快挙。
いやー、驚きました。意味なんて、ぜんぜん、わかっていないのですよ。 単に、音の羅列を、あれだけたくさん、人間は覚えられるのでしょうか?
その後の30分は、記憶を定着させるため、ひたすらチョナン先生と、合唱、合唱・・。
確かに、彼女は、恵まれています。 専属の韓国語教師が、横に着いていますし、身内ですから、容赦ありません。
けれども、コツ、のようなものがあるようです。
まずは、最初から、チョナン先生にあわせようとしないで、 ゆっくりでも、いいので、言えるように、なること。(コレ大事)
次に、チョナン先生が、どこで息継ぎをしているのか? つまり、音の切れ目を、探すことです。 チョナン先生が、どこまで、一気に歌っているか? それを探し、できれば歌詞カードに、/ などで、印をつけたほうがいいです。
また、歌詞カードには、カタカナで音が記載されていますが、 全ての音を、平均して、チョナン先生が発音しているワケではありません。
これは、日本語と外国語の、大きな特徴ですが、 日本語は、音を平均化する傾向が、あります。 ひとつのひらがなを、発音する時間が、すべて似通っている、のです。 しかし、外国語では、それに、かなりのバラつきがあります。
これは、簡単に言えば、”アクセント”です。
チョナン先生が、軽く発音している箇所、つよく発音している箇所。 これを探し当てると、早口で言っているように、聞こえる箇所も、 どのようにすれば、歌いきれるか? おのずとヒントが見えてくると、思います。
これらを、妹は、わたしの解説を聞きながら、体得していったことにより、 通常より早く、取得できたのだと、考えます。 (でなければ、妹の英語の成績の悪さの、理由がわからん!)
ちなみに、妹は、歌詞カード、なしで、覚えています。車の中ですから。 全て、わたしの解説と、オウムと、チョナン先生との合唱と、 後は、根性で、乗り切ったようです。
どうでしょうか?みなさんは、もう、歌えますか?
なかなか難しいとは、思いますが、ぜひ、1時間。集中してみてください。 必ず、歌えるように、なります。
意外と、短いです。覚えるのは、少なくて、すむはずです。 ぜひ、がんばって、一緒にコンサートで、チョナン先生と、合唱しましょう。
ハルス・イッタ!ヨルシミハセヨ。
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