千羽鶴
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2002年10月31日(木) 首斬り


俺の首を刎ねてくれ
もぅ疲れた
空をも飛べたかもしれないのに
切り裂いた腹からは
延々苦痛が溢れていた

俺をもぅ自由にしてくれ



俺は又置いて行かれるんだ

首を刎ねる釜は血を吸って
何時の間にか錆びていた



君の首を刈ってやろう
もぅ疲れただろう?
空をも飛ぶことが出来るのに
爛れた目玉は
全てを見ていた

君をもぅ自由にしてやろう



俺は又立ち止まるんだ

首を刈る鎌は振りかざされる事なく
何時の間にか砕けて消えた


mocco

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