私の彼女。
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ホントにこのまま彼を降格させて良いのだろうか。 確かに、この人はダメだな・・・と思った。 体力的にも、センス的にも、意欲面においてもこのまま店長として任せていても、 お店は伸びてはいかないだろうと思う。 でも、彼のもとで働くアルバイトの子達が、あそこまで飛躍的に成長したのは、本当に彼らの資質だけの問題だったんだろうか。 彼の良さを引き出して、脚光を浴びせることも、 彼のマイナス面をさらけ出して、降格させてしまうことも、私次第だったんではないだろうか。 自分の行動が本当に正しかったのか、彼なりに頑張ってきたことを、私は簡単につぶしてしまったんじゃないだろうか。 決断をするというのは、本当に勇気がいる。 経営者の決断の勇気というものは、本当にすごいと思う。 ま、ある意味、割り切ってしまえばなんてこともない決断なんだろうけど。
今、「華麗なる一族」の再放送をやっている。 土曜日、たまたま家にいるときに第1回を見て、それから毎回録画して見ているんだけど、あれは、本当にすごい! 経営者の決断・・・、 自分の会社を守る為の決断、自分の会社のチャンスを絶対に逃さない為の決断、 現状を把握し、これから先の流れを読み、1番効果的な戦略を打つ。 その中には、捨てなくてはならない情もあるし、人の足をひっぱったりすることも必要で。 でも、それほど貪欲な野心を持ちながらも、経営者として自分の会社で働く者たちへの愛情は常に深く持っている。 そして、結局組織の力というのは、そういう自分を信頼して一生懸命つくしてくれる人間の力なんだと思う。
うちはどうだろう。 トップの力だけか。 でも、そうしてしまっているのも、トップ自身で。
降格させるにしても、それは次につながるように言ってあげなければ、 ただの切り捨ててで終わってしまう。 とってつけてきた理由なんて、意味がない。
彼が自分で真剣にこれからの自分を考えてくれるきっかけになればいいなと思う。
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