ヒトツノイノチ

朝から努力呼吸になっていた私のお父さんと同い年の男性。
ちょうど昼頃心電図の波が伸び始めて・・・。
そんなとき、急にIVH挿入介助に入ることになって・・・。
すごくどたばたしているうちにその男性が亡くなった。
その男性の死後処置に入らせていただいて。
なんだかすごく命の重みを感じました。
今までも何人かの人を病棟で送ってきたけれども、
なぜか今日ほど命の重みを感じたことはなかった。

きっと最後まで、家族が近くにいることをわかってて
一生懸命生きようとしてたんじゃないかって
なぜか思ってしまって・・・。
すごく胸が痛くなりました。

そして、悟りました。
今いる病棟がそういう病棟なんだよね。
元気になって帰っていく人もいるけれど、
そうじゃない人もいっぱいいるんだってこと。

今日、ひとつの命に学ばせていただきました・・・。
ありがとう、Sさん・・・。
2003年11月01日(土)

お気楽不定期日記☆ / 睦月御影