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夕日色の思い出 - 2005年05月21日(土)

レポートの参考書を仕入れるべく、N図書館へ行ってきました。
N図書館へ行く道は雑木林風や畑、それに中学校なんかの横を通るのですが、
今日はそこで運動会をやっていました。

行きは、
「あぁ、運動会ってうちの市はこの時期だったよなぁ、懐かしい…」
くらいにしか思わなかったのですが、帰り道は平静じゃいられなくなりました。

自転車で通りすがって、目に飛び込んできたのは、バトンを持って駆け抜けていく少年少女。
学年ごとに、1クラスの全員が走るクラス対抗の、全員リレーでした。
十番単位の選手が数字の書かれたそれぞれのチームカラーのビブスを着てスタンバイしている図とかがとても懐かしくて。

いや、それ以前に自分には、
体操服で、揃いの鉢巻き付けて、バトン握りしめて、脚の速いのも遅いのも一生懸命走っている姿。
クラスの仲間の声援。他の学年の生徒が振る旗。
そんな光景だけで、無性に懐かしくて。輝かしくて。

自分はあの日々、緑色の鉢巻きをつけていました。
腕にマジックで文字を書き入れ合ったりして、Tシャツの袖をまくり上げて。
トロフィー受け取って写真を撮る時には、もう日が傾いていて。
そこで撮られた写真は皆、ホコリっぽいような夕日色に染まっていました。
思いっきり声を枯らして応援したし、力の限り走ったし。
仲間を見守るときは、何かに必死で祈っていたように思います。
結果が出て、日に焼けた顔で笑ったり、泣いたり。

自分にとって中学の運動会は、夕日色の思い出のようです。
そのイメージが、一気に思い出されて。
自転車のブレーキかけて、感情を表に出そうとする身体を自制して。
食い入るように見つめました。縁もゆかりもない学校の運動会を。

クラスで何かをする、ということが一番楽しかったのは中学でした。
小学校では団結と言うよりも好き勝手に先生のもとに集っていただけだったように思います。
高校では、少なくとも自分のクラスに於いては、自分には、一つにまとまっていくような力も、高揚感も感じませんでした。
みんなと笑っていられたのが、中学時代。
セピアよりも実感できる、夕日色。

全力で何かの為に走れるなんて、今この時だけなんだから、頑張りなよ。
そう思いながら見つめ、レースを見届けました。

今はもう、あの、中学時代のみんなは、知らない人になってしまっているんだろうなぁ…。


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