メモリーズ
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動物として人間を考える なのに人間ときたら 理性なんてものを持ってやがる
今日兄貴とその彼女が浴衣を着て 花火をしにいこうと、俺と弟を誘ってきたので 行くことにした訳だが 俺の車で俺の運転。 つまり、アッシーだな?笑 川原に着いて花火を始める。 二人は浴衣を着て騒ぎながら 楽しそうにじゃれ合っていた。
なんか遠まわしに利用されてるようで 一気に萎えて煙草をふかし続けてた。
空が 空が 凄い 夏の空 細い三日月 星 星 星 北斗七星 オレンジ 七色 薄い雲 入道雲 群青 少しずつ沈む月 少しずつ赤く染まっていく 嗚呼 嗚呼凄い綺麗だ
歌を歌いたくなったのだけど すぐ傍のベンチには女の人の二人組み 目の前にじゃれあうカップル。
「歌いたい」 それが、出来ない。 精々小声で鼻歌程度 本能 そして理性 嗚呼もうほんと馬鹿みてぇだ だけど、声が出ない
なんでだろう なんなんだろう 理性って
でもそもそも 理性を持ってるのが人間だけ とは、限らないよなぁ 判らないし、実際。 後ろでリンリン鳴いている鈴虫にも 理性があるかもしれねぇ。 本能を圧する理性 その中を足掻く苦しみ それを知っているからこその歌声なのかも
とか語ってました。弟と。 まぁそれこそ鳴いてるのは本能だろとかも言ってたけど。。笑
取り敢えず先に車に戻ってくれとカップルに伝え しばらく弟と月が沈んでいくのを眺めながら 喉に意識をもって 川辺ギリギリまで行って 必死に月に向けて声を出す なんとか、歌えた、大声で。 こんなに人が居ない場所なのに それでもこんだけ必死にならないと歌えないなんて なんなんだろうな。ほんと。
あー、歌いてぇなぁ。
mocco
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