2010年07月22日(木) |
「私の家では何も起こらない」 |
恩田陸作品。 買ったは良いけど放置してました。 さっくり読み終わりました。 短いねー。 京極夏彦読んだあとだと尚更ww
好きなのは「僕の可愛いお気に入り」と「俺と彼らと彼女たち」かな。他のも割りと好きだけども。 不気味な雰囲気はあるけど、怖さはあまり無いと思う。 怖いというなら絶対「月の裏側」の方が怖いしね。 生きている人間の方が怖い、それはむしろ当然だね。 幽霊の怖さは、得体の知れなさというか、正体がわからないが故の恐怖だと思う。 けれど幽霊は何もしない。 なるほど納得。 例えば幽霊がはっきり見えることが出来たなら、私は恐怖を抱くだろうか。だがはっきり見えた時点で、それは既に幽霊に対する恐怖ではなく、人間に対する恐怖だろうと思うのです。 そんな感じで、幽霊と対等に付き合って話をする大工さん、好きだなあ。かっこいいよね。
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