デーモン・ラヴァー

ビデオ屋で発見。
雑誌にクロエ・セヴィニーの服装が特集されていたのを思い出して、手に取ったのだが、
大森南朋さんが出るのは知ってたけど、こんな日本の文化(セルアニメとかフルCGアニメ。宮崎アニメとは違う感じの)がでてくるとは…ってのがいちばんの感想。別の意味でロストイントランスレーションみたいな。


あらすじ
ヴォルフグループ社は「東京アニメ社」の買収計画を実行しており、そのアニメWEBサイトの権利を、マンガトロニクス社とデーモンラヴァー社が争っていた。ヴォルフグループ社のディアーヌ(コニー・ニールセン)はマンガトロニクス社の産業スパイで、サイトの権利がデーモンラヴァー社に渡るのを阻止しようとする…。しかしヴォルフグループにはデーモンラヴァー社のスパイもいて…。と言う話。

映像はスタイリッシュで、つやっぽいです。しかしなんだか無機質。
子供は見るなよ的な映像もあるのですが、アニメなので苦笑してしまう。このへんがR18なんでしょうが、別に…という印象。ああいうアニメ声優さんって大変だなあとか思って見ました。
話の進行はスムーズなんだけど、テンポが悪いのか、退屈。
でも、世界を股にかけて活躍するビジネスマンの孤独とか、現代に感じる現実味のなさはよく出ていたように思います。残酷なシーンの挿入や、カメラのとり方なんかにも緊迫感が出ていました。監督が言いたかったのはこの辺なんでしょうかね。

期待していたクロエの服装は、一部はかわいかったけど、会社内で着ている服装が超微妙だ…。と思っていたら、本人もインタビューで「あの服装と髪型はサイアク!」と言っていて妙に納得しました。
コニー・ニールセンの格好はかっこよかったと思います。髪型も。彼女の裸は綺麗だったよ!外国人っていいなあ。真っ白だよ。
彼女の演技も中盤から表情が一変するところもすごかった。ハリウッドの大作に色々出ているようですが、これがいちばん綺麗に見えた。金髪よりブルネットの方が似合うよ。
ジーナガーションもでていたので、あの口の上がり具合を久々に見て懐かしくなりました。
DVDの特典にメイキングもついていて、アサイヤス監督のカメラワークの意図がわかったりして、面白かった。
2005年08月03日(水)

日々ノオト / kica

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