グッバイレーニン! |
「グッバイレーニン!」
東西ドイツで別れていたとき、幼い主人公の父親がいなくなった。 西ドイツに逃げたから。 母はそれから超・共産主義者となり、東ドイツ社会に貢献。 青年になった主人公はそんな国の体制に反対するデモに参加。それを見た母は心臓発作で倒れ、ベルリンの壁崩壊後まで意識は戻らなかった。 もう一度発作が起きたら母の命が危ない、と聞かされた主人公がとった行動は、母のみる世界を「すべて」東ドイツにするものだった。 というお話。
戦争で人の人生の歯車が少しかみ合わなくなる。 かみあわなくても自分のやったことなら仕方が無いが、国同士の争いで、狂うのならばなんともやるせない。それでも生きなくてはならないとき、非常な勇気が必要になるんだろう。ただ淡々と生きているとしても。 そんな気持ちを抱えた母をみて育った主人公の行動はやりすぎで笑っちゃうけど、凄くいい奴だと思った。見舞いに病院に通うのも可愛い看護婦のためだとしても、こんな息子を持つ母は幸せだよ。 最後のお母さんが主人公を見る眼差しが色々な感情が混ざっていて、凄くいいシーンだ。 人気があるだけに凄くいい作品だったなあ。社会批判も上手に混ざっているし。 西側・資本主義になれば良いのかっていうといいわけが無いしさ(私的感想)。発展していく社会を見て取り残される人たちは必ずいるものなんだよね。
そういやアパートの壁紙が凄く可愛かったです。 あと、途中で出てきた宇宙飛行士のパペットアニメがなんだか知りたい。 ドイツのアニメなのかなあ。
イラクで邦人3人が拘束されてしまったけど、どうなるのかなあ。必ず生きて帰ってほしい。 でも自衛隊の皆さんがこれまでイラクでやっていた支援の事を考えると、撤退したら支援はきっと中途半端に終わってしまうし帰っても批判される。帰らなければ批判されるのです。悪い事はしていないのに、批判されてしまう彼らが酷だと思います。もっと地元の人たちに彼らの活動について理解を持って欲しいものです。どうにかなんないのかね。フセイン政権崩壊から一年目だそうです。
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2004年04月08日(木)
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