「人間」菅井優児
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近所の家に立派なビワの木があり、この時期になると実が沢山なる。
ベランダからその木を臨むことができ、新緑の中の橙色は鮮やかで初夏を感じさせる。
ところが、そんな情緒も今年は感じる事はあまりない。
カラスが大量発生しているのである。
民家の屋根や、電信柱、木々に群がる軍団は20〜30羽はくだらない。
そんな奴等にとって、無防備にその裸体をさらしたビワの実はさながらデパートの試食コーナー。
奴等は食い散し、その種をそこいらに捨てる。
その被害を家のベランダも受けている。実の付いていない綺麗な種が転がっている。
そんな日々が暫く続き、カラスの襲撃に業を煮やした主人はビワの実をすべて落としてしまった。
開店休業の木にカラスは寄り付かなくなったが、同時に初夏も終わったような気がした。
話は変わるが、この間まで俺の車にちょっかいを出していた猫がいなくなった。
野良猫の姿も減ったように思える。
猫→カラスへ生態系の変化だろうか。
なんにせよ猫の脅威は去って、少しホッとしているが、次はカラスの糞の空爆に怯える日々だろうか。
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