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(オレ、今いいこと言った)



2005年08月27日(土) 近況と追悼/人をだました汚いお金

7/2にも書いたのだが、大学のサークル日大商学部文藝研究会で同期だった石原という朋友が今年亡くなった。そんで、追悼の意味でサークルのみんなが文章を寄せ合って追悼の同人誌を今年の日大商学部の文化祭で配布する。その小説の構成とコンセプトが今日午前4時ごろ、街を彷徨っていたら決まった。第一次締め切りは9月末、最終締め切りは10月末。とりあえず、書き上げたらこのすろすたにも掲載するつもりなので、読み終わったらみなさん石原に黙祷を捧げてやってくれ。最近、不眠症になったかも。殊能将之さんの日記で「ヘヴィメタでソウルフルなキング・クリムゾン」というマーズ・ヴォルタというバンドが世の中に存在することを知った。プログレファン・キング・クリムゾンファンな私は聴かなければいけない義務感に駆られた。今度買って来る。あ、いいや、amazonで買っちゃおう。それがいい。何て手軽にショッピングができる時代なんだ。そしてオレは引きこもる。

Amazon.co.jp
元アット・ザ・ドライヴ=インのセドリック・ビクスラーとオマー・ロドリゲスが過去を完全に払拭、現代ロック界の頂点にそびえ立つ存在としての存在を強烈にアピールしたセカンド・アルバム。全5曲77分の大作で、ハードコアもプログレッシヴも超えた感情の昂ぶりがあふれ出る。交互に襲いくる攻撃性と哀しみ、ラテンの情熱とレッド・ツェッペリンの興奮は、彼らをワン&オンリーの存在たらしめている。30分以上にわたってエモーションの塊が押し寄せる「カッサンドラ・ジェミナイ」、哀歓を込めたシングル曲「ザ・ウィドウ」など全編が聴きどころで、一瞬たりとも緊張感が途切れることがない。

ピンク・フロイドを手がけたストーム・ソーガスンがアートワークを担当、前作に続いてレッチリのジョン・フルシャンテとフリーもゲスト参加と、周囲のバックアップも万全。動乱の時代のサウンドトラックとして、後世に至るまで2005年を代表するアルバムのひとつとして語り継がれる作品となるだろう。日本初回盤はライヴ3曲とオーディオ・トラック1曲を収録したボーナスDVD付き。(山崎智之)

内容(「CDジャーナル」データベースより)
元アット・ザ・ドライヴ・インのセドリックとオマーによる強力バンドの、『フランシス・ザ・ミュート』に続く2ndアルバム。本作は5曲70分を超えるエネルギッシュで壮大なロック組曲だ。レッチリのメンバーも参加。



<悪質リフォーム>高報酬求めた”セールスマシン” 

 埼玉県蓮田市の用水路で今年1月、ばらまかれた現金1800万円が見つかった。
 その後の展開は、意外なものだった。
 ◇押し入れにひたすら蓄えたカネ。同居の女にばらまかれ、悪質リフォームが露見した1800万円は、盗まれた金の一部で、盗難の被害総額は6000万円。被害届を出していたのは26歳の会社員だ。なぜ、こんな大金を持っていたのか。被害者の周辺も、捜査の対象となった。
 半年近くにわたる埼玉県警の捜査で、6000万円は悪質な訪問リフォームで稼いだカネと分かり、窃盗事件の被害者、中江匡志被告(26)が特定商取引法違反(不実告知)容疑で逮捕、起訴された。さいたま市にある訪問リフォーム会社「アクアジャパングループ」の名うての営業マンだった。
   ■   ■
 元同僚が、「客が断る理由を一つずつ崩していく」と評する彼の営業は、お年寄りたちを根負けさせた。同県内で独り暮らしの82歳の女性もその一人だ。女性は以前、ア社に耐震補強工事を依頼した。「無料点検」と言って、2年後に訪ねてきたのが中江被告だった。
 「湿気で家が持たない」。不安をあおり、数日後には床下換気扇数台を持ち込んだ。購入を渋られても、粘りに粘った。
 「1台だけでも」「支払いは月賦でも」……。
 最後は手を合わせて懇願され、床下換気扇4台の購入を決める。その後に示された請求額は220万円。1級建築士によると、適正価格の10倍だ。「葬式代を残したい」と訴えると、中江被告は態度を一変させ、「いくらでも安い葬儀屋はありますよ」と言い放った。
 「『お母さん』と呼んでくれたりやさしかったのに、契約を終えた途端に薄情になった」。助産師をして、1人で暮らす老後のためにこつこつためたお金だった。中江被告はこうして多い月は800万円を稼いだ。
 中江被告は琵琶湖のほとりの町で育った。自営業の家で、3人兄弟の長男。高卒後、音楽専門学校に進み、熱心に通うが1年で中退する。「2年目の授業料は親ではなく自己負担することになっていたが、工面できない」。それが理由だった。
 十数種のアルバイトを経て、高収入の広告が目にとまり、リフォーム業界に入る。東京都から行政処分を受けた「モイスコジャパン」(福岡市)に就職。01年夏、埼玉でア社設立に加わる。
 「まるで機械」と元同僚は述懐する。ひたすら高い報酬を求めた。「無分別に業界に染まった」というのが捜査員の印象だ。「この世界だから上にいられる」と、仲間には打ち明けた。
 一方、高級外車に乗るなど派手な生活が当たり前の業界で、金銭感覚は独特だった。昨年春までは友人と同居して家賃を浮かし、後輩との食事は1円単位で割り勘にした。車は、父から譲り受けた中古トラックだ。
 「トップでいたかった」「この仕事は先が見えず、ためられるだけ金をためたかった」。県警の調べに、そう答えた。
 たまった大金に、同居していた25歳の女が目をつけた。女が別のリフォーム会社の社員時代に知り合い、昨年春から一緒に暮らしていた。
 今年1月27日夜、女は知人の男2人と共謀しアパートに侵入した。押し入れにあった現金6000万8000円を盗み出す。数日前に中江被告が額を数えたばかりだった。金はワゴン車内で山分けし、女は1800万円を自分の車に積んだ。
 しかし、男たちと別れた途端、女は「怖くなった」らしい。「人をだました汚いお金。憎しみがこもっている」と思ったという。真っ暗な砂利道で車を止め、夢中で用水路に金をばらまいた。
 女は窃盗罪で懲役3年の判決を受け、服役している。法廷で、中江被告が昨年末に女の愛犬をけり殺したことに触れ、女は言った。「私ばかりが多くを失った。金さえあれば何でもできるという(中江被告の)性格を変えたかった。金がなくなれば、私のことをもっと考えてくれると思った」
 逮捕後、中江被告は女に「おれも悪かった」と手紙に書いた。リフォーム営業について「良心は痛んだ」と供述した。札束をながめて暮らした生活を、今、彼はどう思うのか。拾得物として岩槻署に保管されていた1800万円は今月、中江被告に返還された。初公判は29日に開かれる。【村上尊一】
(毎日新聞) - 8月27日19時56分更新


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