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2005年06月11日(土) SPA!に載ってた三村式株投資術を実行/交渉人真下正義(ネタバレあり)

結論から言うと、金曜日だけで25万以上儲かった。買った銘柄はアールシーコアと、エキサイト。かかった時間は2時間。時給12万弱だな。そこで怖くなって止めた。この三村式の面白いところは、下準備がほとんど要らないところ。変動幅が大きい銘柄を売買し、失敗しそうだったらすぐ損切り。まぁ前日まで勢いがあった銘柄を次の日買えばそりゃ上がるわな。考えてみれば実に単純なことなんだね。会社の業務内容や決算も見ないで株を買うやり方を編み出したのにはすごいわ。これ、すごい使えるし7月末には単行本も出るそうだ。ということはその頃にはこの手は使えなくなっている可能性が高い。6/14のSPA!は古本屋でGETする価値はあるんじゃないの?これはマジ使えますよ。ちょっと面白いから、もう一台PC買って、モニタの二刀流で頑張ってみるよ。失業保険の金がいくらまで跳ね上がるかな!?失業期間が楽しくなってきましたよォォ、フォーー!(byハードゲイ)



結論。ビデオでいいと思います>真下正義


観たのは金曜日 日比谷シャンテにて。

まぁ少しだけネタバレを。犯人がスピルバーグの「激突!」をモチーフに描かれているという書き込みを見ましたが、車のバックミラーにクモE-600(この映画だけに出てくる地下鉄)のキーホルダーが、ぶら下がっているショットがある。ということはデンゼル・ワシントン主演の「ボーン・コレクター」のパクリが正解だと思った。犯人が最後まで姿を見せないところは確かに「激突!」なのですが、そこが後半の不満点の一つでもあり、この作品を奥深いものにしようとして失敗した例だと思う。

  

皆さんは地下鉄ジャックの話だと思うかもしれないですが、実は目的はそこではなく、ユースケ・サンタマリアを殺すことが本当の目的。セリフ的には美味しいセリフが満載なんですが、映像化すると疑問点が多いことが多々ある、悪循環なパターン。今回、君塚良一は原案だけで、弟子が脚本を書いているので悪いコピー商品になってしまった感がある。最後の爆弾の爆破キーがアレじゃあいつ誤作動を犯してもおかしくない。オシロスコープは波形の完全一致が原則なので、コンサートホールの横では、その波形が乱れて爆発に結びつかない可能性がかなり、高いだろー。「踊る」シリーズに毎回出てくる、古き良き映画作品の引用も陳腐だったなぁ。今更かよとか呆れて見ていた。

面白かった点は2点。
・地下鉄には「脇線」と呼ばれる線路が無数に張り巡らされてある、というトリビア。
・どんな幅のレールでも自動的に認識して走れる地下鉄「クモE-600」を登場させたアイデア。

それだけかな。

あと1点、「踊る」シリーズはヲタクが犯人なのが毎回のお約束なんだけど、社会に生きている者と、「向こう側」に逝ってしまった者の対比を今回出してきたのは苦肉の策。主人公の真下正義も自分がヌルいオタクであることを認めているためか、この話はオタク同士の戦いの映画に終始している。

ユースケの言うことを素直に聞きすぎる犯人もダサダサだし、ユースケの判断があまりにもお粗末なことで全然「交渉人」になってないなぁと思いました。やっぱりこの「交渉人」映画は、サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの「交渉人(1998 米)」が一番だ。この「交渉人」も犯人がアレだから、ジェイムズ・エルロイの名作「LAコンフィデンシャル」を思い浮かべたけど、それはアメリカの抱える病理なんだろうな、と勝手に解釈している。ちなみに「交渉人(1998 米)」は元の脚本があまりに陳腐だったため、サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーが二人で協力し、撮影現場でセリフや物語構成をほとんど変えてしまった映画としても有名である。観てない人は「交渉人」ならこっちを観るべし!→amazonオレは今からDVDでもう30回目くらいになるけど観る。素晴らしい映画だ!

でもね、「交渉人 真下正義」のカメラワークは最高。
こんな映像、どうやって撮ったんだろうと感心しちゃった。
監督とカメラマンは、日本映画もハリウッドに負けてないと思った。


ふみひこ |MAIL