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リンクフリー、辞めてもいい?(苦笑)
心の中にリンクを張ってください
(オレ、今いいこと言った)



2005年05月15日(日) 私はエンターテイナー

我が仕事、SBB営業の仕事を振り返ると、本当に辞めて良いものかと悩む。自慢じゃないがオレはそこそこ有能な営業だった。店舗交渉と資料作成は嫌いだったので、あんまり真剣にしなかった。だがADSL開通に必要な回線名義人NGを鈴木担当店舗は11ヶ月連続NGゼロ%という記録を出し、未だに破られていない。そしてその撲滅方法は「鈴木式・名義NG撲滅法」として、日本全国の大手電機量販店で実用化されてたりする。オレが担当した店舗で実績が上がらなかった店舗は、無かった。自分の配下にいるスタッフについては本当に愛して仕事をしていた。

昨日から今日にかけてもスタッフ間でのいざこざ、顧客クレームの雨あられの処理など、休日というのにPCに向かって仕事をこなした(しかも休日の時給はゼロだ!)明日の月曜にオレの店舗を引き継ぐ営業が決まる。新人には絶対に任せない。そんなことがあったら「あんたら頭がおかしいんじゃないか?」と上司と言えども進言する心構えはできている。まぁそんな口の利き方はしませんがね。

いや本当、往生際が悪いと自分でも思う。今更になって辞めるのが惜しくなるもんだ。手塩にかけて育てて、一緒に戦ってきたスタッフを他人に引き渡すんだからね。自分の娘を嫁に取られるときの親父の心境ってこんなもんかな。まぁ、この一年弱、オレは良く仕事上で踊ったよ。あんな環境で働くスタッフたちを楽しませてきたエンターテイナーだったよ。しかし、自分が持つ小説への衝動がある限り、どんな仕事をやっても、どんなに真剣にやっても、それは全部「腰掛け」なんだな。もう3年ぐらい仕事をしなくてもいい金は貯まったから、とりあえず気が済むまでやってみるしかないし、そんな奴は社会で働いちゃいけないんだな。いくら頑張ります、良い仕事します、実績上げます!って会社に対して謳ってても、本心はそこに無いんだもん。言ってみりゃ、オレは大学を出てからずっと社会に嘘をつきながら賃金を奪ってきたようなもんだ。それは自分でも気づいていたし、辛かったよ。ああ、だから残りの2週間は楽しもう。最後の会社がここで良かったって言えるように頑張ろう。やるだけやってダメだったら自殺しよう。それが唯一の存在意義だよ。


THE ENTERTAINER/BILLY JOEL

I am the entertainer and I know just where I stand
Another serenader and another long haired band
Today I am your champion, I may have won your hearts,
But I know the game, you'll forget my name,
And I won't be here in another year
If I don't stay on the charts

私はエンターテイナー 自分の立場なら、良く分かっているつもりだよ
あのソロ歌手や、もう片っぽの長髪のロックバンドは
今日、君たちのチャンピオンさ 君らファンの心を鷲づかみにしているよね
でも僕は知っているよ これはただのゲーム 僕の名前もいつか忘れられてしまう
次の年になって、チャートから名前が消えた時は ゲームオーバーなんだ

I am the entertainer and I've had to pay my price
The things I did not know at first I learned by doing twice
But still they come to haunt me, still they want their say
So I've learned to dance with a hand in my pants, I let 'em rub my neck
And I write 'em a check, and they go their merry way

私はエンターテイナー だから代償を支払わなければならない
最初は訳が分からなかったことも 二度目にはちゃんと覚える
だけど観客はいつも僕を悩ませる 自分たちの思い通りにさせたいのさ
だから僕はズボンに手を突っ込んで ダンスすることを覚えて
首をひねっては伝票にサインする それで彼らは喜んでくれるのさ

I am the entertainer, been all around the world
I've played all kinds of palaces and laid all kinds of girls
I can't remember faces, I don't remember names
But what the hell, you know it's just as well
'Cause after a while and a thousand miles
It all becomes the same

私はエンターテイナー 世界中を旅してきた
いろんなタイプの娘たちをはべらせて あちこちの宮殿でプレイしてきた
顔も覚えていなければ 名前さえすっかり忘れてしまった
だけどそういうものなんだ しばらくたって僕が忘れられた頃には
そんなものは何の意味もなくなってしまう

I am the entertainer, I bring to you my songs
I'd like to spend a day or two but I can't stay that long
I got to meet expenses, I got to stay in line
Got to get those fees to the agencies
And I'd love to stay but there's bills to pay
So I just don't have the time

私はエンターテイナー 君たちに私の歌を捧げるのさ
一日か二日、一緒に居たいんだけど そんなに長居はできないんだ
収支を償わなければならないから そんなに無駄遣いはできないのさ
事務所に経費を申告するんだ
本当はここにいたいけど 留まれば滞在費がかさむだろう
だから 急いで引き上げなきゃならない

I am the entertainer, I've come to do my show
You've heard my latest record, it's been on the radio
It took me years to write it, they were the best years of my life
It was a beautiful song but it ran too long
If you're gonna have a hit you gotta make it fit
So they cut it down to 3:05

私はエンターテイナー ショーを演りに来たのさ
今 ラジオでさかんに流れてる 私の最新レコードを聴いただろう
実は何年もかかって書いた曲なんだ 私の一番良い時代にね
とても美しい曲だった でもちょっと、長すぎたんだ
ヒットが欲しけりゃ、演奏時間を短くしなきゃならない
だから とうとう3分5秒に短縮されてしまった

I am the entertainer, the idol of my age
I make all kinds of money when I go on the stage
You see me in the papers, I've been in the magazines
But if I go cold, I won't get sold
I get put in the back in the discount rack
Like another can of beans

私はエンターテイナー 現代のアイドルさ
ひとたびステージに上がれば たんまりと金が入ってくる
新聞にも載ったし 音楽雑誌にだっていつも顔を出している
だけど 愛想悪くでもしようものなら
僕のレコードはすぐに安売りレコードの棚に入れられてしまう
まるで豆の缶詰みたいにね

I am the entertainer and I know just where I stand
Another serenader and another long haired band
Today I am your champion, I may have won your hearts,
But I know the game, you'll forget my name,
I won't be here in another year
If I don't stay on the charts

私はエンターテイナー 自分の立場なら、良く分かっている
あのソロ歌手や、もう片っぽの長髪のロックバンドは
今日は君たちのチャンピオン 君らファンの心を鷲づかみだ
でも僕は知っているよ これはただのゲーム 僕の名前もいつか忘れられてしまう
来年になってヒットチャートから名前が消えた時は もう終わりなんだ



志を立てるためには
人と異なることを畏れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない

死んだ後の業苦を思いわずらうな
また目前の安楽は一時しのぎと知れ

百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに
時を過ごすことのないように

               吉田松陰


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